catch-img

SDGsを企業が取り組むメリットと簡単に社内に浸透させる方法

SDGsとは、2030年までに、持続可能でより良い世界を目指すことを掲げた国際目標です。

近年、企業での取り組みも広がっているため、「SDGsを取り入れたい」と考える事業主の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、SDGsの概要、企業がSDGsに取り組むメリットや、会社内に浸透させる方法について、紹介していきます。

目次[非表示]

  1. 1.SDGsとは
  2. 2.SDGsを企業が目指すメリットと留意点
    1. 2.1.企業イメージの向上
    2. 2.2.生存戦略になる
    3. 2.3.社会の課題への対応
    4. 2.4.新たな事業機会の創出
  3. 3.SDGsを体験できるカードゲーム「2030 SDGs」とは
  4. 4.「2030 SDGs」をやるならJTBグループへ!

SDGsとは

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略称で、日本語では「持続可能な開発目標」を示す言葉です。

SDGsは、2000年9月に国連ミレニアム・サミットで採択されたMDGs(ミレニアム開発目標)の後継にあたり、世界が抱える貧困や環境問題を解決し、世界の人々が平和で豊かな暮らしを送るための国際目標です。
「地球上の誰一人として取り残さない」ことを誓い、2030年までの達成にむけた活動・取り組みが広がっています。

SDGsは、17の目標と、目標に紐づく169のターゲットが設定されています。
以下は、SDGsが掲げる17の目標の概要です。

「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」
世界7億人以上の人々は、極度の貧困の中で暮らしており、栄養不良・疾病など生命にかかわる危機的状況にさらされ、人間の基本的ニーズを満たせていません。
具体的には、先進国においても3,000万人の子供が、貧困の中での生活を強いられている状況です。
また、自然災害による経済損失や、失業・社会的差別や排除などにより、社会的不平等にさらされている人々もいます。
脆弱性が高い状況下の人々に対し、社会保障制度の整備、災害や経済的リスク支援をおこなわなければ、紛争の引き金となる危険性もあります。

 「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する」
世界の8億2,100万人以上の人々は、安全で栄養のある食料が手に入らず、飢餓や慢性的な栄養不良、抵抗力の低下による疾病、子供の発育不全などの危機にさらされています。
飢餓を解消することで、健康や教育だけでなく、社会開発や経済成長に好影響を与え、明るい未来の構築につながります。


「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」
子供や妊産婦の健康、HIV・エイズ・マラリアなどにおいては、大きな改善がみられているものの、具体的には5歳を向かえる前に命を落とす子供たちは600万人を超えています。
あらゆる年齢の人々に平等な医療を提供し、健康的な生活と福祉をもたらす平等な世界をつくることが、豊かな社会の構築に必要です。

「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」
発展途上国では、いまだ5,700万人の子供たちが学校へ通えない状況です。
質の高い教育は、その他SDGs(持続可能な開発)の達成の鍵を握るだけでなく、不平等の是正・ジェンダー格差の解消に効果的な手段です。

「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」
世界では、女児は十分な教育が受けられず、大人になってからも就業の場面において不利な状況に陥り、男女格差が広がっています。
また、具体的には世界の15歳~49歳までの女性35%は、性的暴力や虐待の被害者だと追われています。
基本的人権であるジェンダー平等を推進し、女性と女児のエンパワーメントを図ることは、健全な社会や経済成長の促進に効果を発揮します。

「すべての人々に水と衛生へのアクセスを確保する」
世界の40%以上の人々が、糞便に汚染された水を利用したり、トイレや公衆便所などの衛生施設を利用できなかったりしています。
また、1日に800人以上の子供が、劣悪な衛生状態により命を落としています。
安全な水資源と衛生施設の確保は、ジェンダー平等やSDGs(持続可能な開発)の達成に欠かせません。

「すべての人に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する」
具体的には世界の10億人弱は、電力のない生活を強いられており、日常生活や健康、ビジネスなどに大きな影響を及ぼしています。
手ごろなエネルギー基盤を構築することで、あらゆる部門の支えとなり、人間開発や経済成長を促進します。

「すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する」
2018年時点で、世界の失業者は1億9,200万人にものぼります。
今後の生産年齢人口に対応するためには、毎年世界全体で3,000万件の雇用を生み出さなければなりません。
生産性的な雇用やディーセント・ワークは、社会成長をもたらし、貧困の解消にも重要です。

「強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る」
発展途上国では、インターネット・電話などの情報通信や電力、道路、水などの基本的なインフラが未整備です。
包摂的で持続可能な産業化の推進は、生活水準の向上を実現し、技術革新に大きな影響を与えます。

「国内および国家間の格差を是正する」
世界では、性別・年齢・人種・障害の有無などを理由とする不平等により、経済成長が阻まれています。
国や地域を超えて総合に作用している世界が、グローバルな不平等を解消しなければ、疾病や犯罪、環境破壊の要因となりかねません。

「都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする」
現在、世界の半数にあたる35億人以上が都市部に暮らしていますが、その数は年々増加が見込まれています。
都市部のエネルギー消費や汚染を解決しなければ、多くの人の健康が損なわれるだけでなく、社会不安や治安悪化を招きます。

「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」
私たちは、水が川・湖などで浄化されるスピードよりも速く、水を汚染しています。
より持続可能な消費と生産パターンを実現しなければ、天然資源の消費が増加し、環境に大きな損害を与えてしまいます。

「気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る」
異常気象・海水面上昇などの気候変動は、先進国・発展途上国にかかわらず悪影響を及ぼします。
このまま放置すれば、生態系が崩れ、災害や食料・水不足の脅威にさらされる危険が高まります。


「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」
海洋環境は、人間が生み出すゴミや二酸化炭素により汚染が進み、生物の多様性が損なわれようとしています。
気候変動の緩和・適応には、海洋や海洋資源の保全が必要です。


 「陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る」
森林は、地球の陸地面積の31%以上を占め、16億人が森林に依存する暮らしを送っています。
砂漠化や土地の劣化の進行を阻止するためにも、維持可能な管理の推進が欠かせません。

持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する」
SDGs(持続可能な開発)の達成には、人権・平和・安定・法の支配を基盤とした、あらゆる効果的なガバナンスが重要です。

「持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」
SDGs(持続可能な開発)は、先進国・発展途上国にかかわらず、「誰も置き去りにしない」行動を求めています。
達成には、国境を越え強固なパートナーシップがなければなりません。

各項目の引用元:
SDGsを17の目標ごとにわかりやすく紹介したチラシ、SDGsシリーズ「なぜ大切か」


SDGsを企業が目指すメリットと留意点

SDGsは、上記のような17の目標(ゴール)を掲げていますが、国や政府のみならず、企業や一個人の積極的な取り組みが求められています。
SDGsの取り組みにより、企業は多くのメリットを享受できます。


企業イメージの向上

SDGsに対する企業の取り組みをアピールすることは、消費者の共感を生み出し、企業イメージの向上に効果的です。

また、人材採用においても、SDGsへの取り組みを明確化することで、新たな属性の志望者を発掘できるメリットがあり、母集団形成の底上げが期待できます。


生存戦略になる

SDGsの取り組みは、企業のブランド力を強化し、持続可能な経営戦略に効果を発揮するメリットもあります。
自社ならではの取り組みをアピールすることで、他社と差別化を図ることも可能です。

また、SDGsは、世界的にも注目度が高く、積極的に参加する企業も増えているため、取引条件として、SDGsへの取り組みを必須とする企業が登場する可能性も考えられます。


社会の課題への対応

SDGsの社会的な関心が高まっている中、企業の積極的な取り組みは、社会貢献をもたらし、地域や消費者からの共感や信頼の獲得につながります。

SDGsに掲げられている社会課題への取り組みは、リスク回避や、安定的な企業経営につながるメリットがあります。


新たな事業機会の創出

SDGsの取り組みにより、新たな事業機会の創出も期待できます。
SDGsは、日本にとどまらず、世界的に今求められているものが明確化されているため、本質が理解できれば消費者ニーズを捉えることが可能です。

新たな企業とのパートナーシップや、イノベーションの創造につながるきっかけにもなり得ます。SDGsを会社全体で行うことはある種の「投資」であるともいえるでしょう。

上記4点が、企業がSDGsに取り組むメリットです。
ただし、SDGsを目指す際には、表面的な指標を設定するだけでは、これらのメリットを十分に享受することができません。
以下を念頭に置いた上で、SDGsの取り組みを検討しましょう。

・自社で達成できる指標なのか
・指標達成に向けた定期的な進捗報告が行える体制が出来ているのか
・取り組み自体に継続性があるのか
・取り組み自体が過度に従業員に負担になっていないか(MTG開催における資料作成等)


SDGsを体験できるカードゲーム「2030 SDGs」とは

上記のように、SDGsへの積極的な取り組みは、企業にとっても大きなメリットがあります。
しかし、そうはいっても、実際に社内に浸透させるには難しい課題があるのも事実でしょう。

そのような場面で活用できるのが、「2030 SDGs」というカードゲームです。
「2030 SDGs」のゴールとしては、ゲームを通して、社員のSDGsへの興味関心を促し、本質的な理解を深めることになります。

難解な文章を読み解くのではなく、自分自身の体験から気づきや学びを得られるため、社内への浸透がスムーズとなり、ゲームを基にSDGsの重要さを共有するオリエンテーションをおこなうことで、社内意識の統一にもつながります。


「2030 SDGs」をやるならJTBグループへ!

JTBグループには、カードゲーム「2030 SDGs」の実践に必要な、公認ファシリテーターが在籍しています。

「SDGsについてもっと知りたい」「SDGsの可能性を体験してみたい」と考えている事業主の皆さまは、ぜひ一度JTBベネフィットへ相談してみてはいかがでしょうか。

カードゲーム「2030 SDGs」について

株式会社JTBベネフィットが提供する組織活性化サービスへの遷移ボタン


運営会社:JTBベネフィットについて

株式会社JTBベネフィットが提供するサービスサイトへの遷移ボタン​​​​​​​

記事検索

記事アクセスランキング

アーカイブ

カテゴリー一覧

タグ一覧