チームビルディングの目的や効果とは?おすすめのゲーム5選

​​​​​​​チームビルディングが成功して組織が活性されたと喜ぶメンバー

企業が掲げる目的を達成するためには、従業員一人ひとりの多様な個性を尊重しつつも良好な人間関係を築く必要があります。そして、部署やチーム単位で円滑なコミュニケーションが取れると、より強固なチームが構築され、さらなる大きな成果をあげることができるでしょう。

これをチームビルディングと言い、部署やチームの業務を継続的に改善していくためにはPDCAサイクルを回していく必要がありますが、従業員一人ひとりが身につけ、組織やチームとして使いこなすためには研修が必須です。しかし、一方的な座学研修では限定的な効果しか生まれません。

そこでおすすめなのが、頭で学んだ知識を楽しみながら実践できるゲームです。今回は、知識が理解に変わる、チームビルディングにおすすめのゲームを紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.チームビルディングの目的・メリット
    1. 1.1.チームビルディングの定義
    2. 1.2.チームビルディングの目的
  2. 2.チームビルディングにゲームが効果的な理由
    1. 2.1.座学研修だけでは不十分な理由
    2. 2.2.チームビルディングにゲームが効果的な理由
  3. 3.チームビルディングゲームの代表的な種類
    1. 3.1.屋内・オンライン系
    2. 3.2.屋外系
    3. 3.3.短時間系
  4. 4.チームビルディングおすすめゲーム5選
    1. 4.1.ペーパータワー(屋内、短時間系)
    2. 4.2.レゴ(R)シリアスプレイ(R)(屋内系)
    3. 4.3.伝言ゲーム(屋内、短時間系)
    4. 4.4.NASAゲーム(屋内、オンライン系)
    5. 4.5.チャンバラゲーム(屋外系)
  5. 5.まとめ

チームビルディングの目的・メリット

チームビルディングを形成して笑顔でいる従業員

チームビルディングの定義

チームビルディングとは直訳すれば「チームを構築する」ことです。では、チームとは何でしょうか。チームに似た概念である「グループ」は人が集合した単位を指すことに対し、チームとは目的の達成のため組織された集団である点が異なります。アメリカの弁護士であり政治家のジョン・カッツェンバック氏によれば、チームとは「ある目的のために多様な人材が集まり、協働を通じて、相乗効果を生み出す少人数の集合体」とのことです。

では、チームを「ビルディング(構築する)」とはどういうことでしょうか。これも類似の概念である「チームワーク」と比較してみましょう。目の前の課題や目標が具体化しており、チームで協力して取り組むことを「チームワーク」と言いますが、チームビルディングの場合はさらに高次のビジョンをチームで共有し、それぞれの持ち味や才能を発揮して、付加価値やイノベーションを生み出すことを指します。

つまり、チームビルディングは、各メンバーの主体性がより重視されるため、一人ひとりの人間的成長も欠かせません。日本の企業は「個」よりも「集団」を大事にするため、チームワークは比較的得意ですが、チームビルディングは苦手な傾向にあります。

チームビルディングの目的

企業にとってのメリット

チームビルディングが目指すことは、企業のビジョンを理解し、その実現に向けて自ら思考し、行動できる従業員の育成です。一部の管理者が必死になって経営層の意向をかみ砕き、部下たちに指示するだけでは、従業員に現場対応能力は培われません。また、受動的な働き方をする従業員が多ければ多いほど現場の士気は下がり、企業全体の生産性も低下します。

チームビルディングにより、すべての従業員に企業のビジョンが共有され、チームとしての意識が生まれれば、オフィスでのコミュニケーションは活発化し、経営層や管理者が思いつかないようなアイデアも生まれます。従業員は自分たちがチームの一員であることを実感し、働くことの喜びを感じることができ、結果的には企業の業績向上にも繋がるのです。


従業員にとってのメリット

チームビルディングがもたらすメリットは、各従業員の立場や責任によって異なります。
例えば、新入社員や若手社員は、上司の指示を待って受け身で仕事をする傾向があるため、チームビルディングによって自ら積極的に発信するコミュニケーションを身につけてもらいましょう。

中堅社員には若手社員と管理者層の橋渡しをする役割が求められています。また、チームビルディングによって企業のビジョンを深く理解し、自由な発想でアイデアを生み出して実行に移す方法を学べます。それが会社のイノベーションや新たな付加価値を生み出すことに繋がるはずです。

管理者や経営層に求められているのは、自らの業務を遂行するだけでなく人材育成です。チームビルディングによって企業の方向性やビジョンを理解するだけでなく、それを言語化してわかりやすく次世代を担う社員に伝え、持つべきマインドセットを教育していく方法を学ぶことが必要です。

いずれのタイプの従業員にとっても、イノベーションやコミュニケーションを促進する術を学ぶことはモチベーションアップにもなるでしょう。


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チームビルディングにゲームが効果的な理由

座学研修だけでは不十分な理由

チームビルディングの効果は日常業務の中でこそ発揮されるべきですが、ビジョンやマインドセットを浸透させるためには、従業員が一同に学ぶ研修などの機会が必要になります。
しかし、講師が一方的に情報伝達する座学研修では不十分です。これはなぜでしょうか。

業務効率化のためのツールとしてよく知られたPDCAサイクルを例に取り上げましょう。座学研修では、P(Plan=計画)、D(Do=実行)、C(Check=評価)、A(Action=改善)が何を意味するのかを学び、実際に計画(P)することまではできるかもしれませんが、実行(D)、評価(C)、改善(A)は研修の場では困難です。

なぜなら、この3つは従業員が自ら主体的に行動し、体感しなければならないからです。頭の中だけの知識にとどまっているものを、日常業務に生かせるように期待することはできません。知識は自分の体験や気づきを通して初めて理解に変わります。

チームビルディングにゲームが効果的な理由

前述したように、チームビルディングは企業内の様々な役職や立場の従業員が一緒に取り組まなければなりません。日常業務では上司と部下の関係であるため、遠慮や緊張の傾向があります。しかし、ゲームであれば役職や立場に左右されずリラックスした状態でチームビルディングに取り組めます。また、ゲームであれば、座学研修の弱点である「自ら主体的に考え、行動する」ことが可能になります。

ゲームといってもあくまでも学びや気づきの機会ですから、そこにはPDCAのC(評価)が必要になります。そして、評価のためには基準が必要であり、その基準は企業側がどんな人材を育成したいかと密接に関係しています。

例えば、チームビルディングにおいて、若手社員には主体的に自分の意見を発信してほしいと思っているなら、ゲームの中で発言した回数や、どんな場面で、どのように発言したのかに注目して、評価しましょう。それが、本人の気づきに繋がり、日常業務に反映されるはずです。


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チームビルディングゲームの代表的な種類

「チームワーク」が企業にとって重要な理由と、向上させるポイント2

屋内・オンライン系

屋内やオンラインで実施するチームビルディングのゲームの特徴は、大掛かりな準備や日程調整が必要ないということです。少人数で手軽におこなうことができるでしょう。ただし、スペースが限られるため、体を動かすゲームには不向きです。

また、オンライン上でのゲームは、チームビルディング用に開発されたシステムを使用するものが多いため、コストがかかってしまう場合があります。

屋外系

屋外でのゲームやアクティビティは、参加者が非日常性を味わうことができるため、普段よりリラックスした雰囲気が醸成され、社内レクリエーションとしてもおすすめです。また、広い空間での大人数でのゲームによって、参加者はチームとしての一体感を味わえるはずです。さらに、体を動かすゲームは参加者にも強い印象を残すため、学びや気づきを得やすいと言えます。

ただし、所要時間が半日から丸一日かかるため、前もって綿密なスケジュール調整が必要になります。当然、屋内・オンライン系に比べてもコストがかかり、準備にも時間を要すことになるため、アウトソーシングをおすすめします。

短時間系

短時間系のゲームは基本的に屋内でおこなえます。中には30分から1時間程度でおこなえるものもあり、業務の合間を縫って気軽に実施可能です。準備にも時間や労力がかからないため、チームビルディングを開始したばかりの少人数の部署やチームにも向いています。


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チームビルディングおすすめゲーム5選

ペーパータワー(屋内、短時間系)

・用意するもの
 A4用紙(1グループ30枚)、メジャー、ストップウォッチ

・対象人数
 5人~30名程度

・手順、( )の時間は所要時間
 1.1チーム5人ずつわけます。各チームにA4用紙を配布します。
 2.グループ内で自己紹介をおこないます。
 3.作戦タイム(5分)。
  どうしたらA4用紙を組み合わせて出来るだけ高いタワーを作れるか、チームごとに話し合
  います。紙は折り曲げても良いですが、切ったり、糊付けしたりしてはいけません。
 4.1回目タワー作成(5分)。
  グループごとに作成したタワーの高さを測定します。
 5.振り返り(10分)。
  1回目タワー作成において、良かった点、改善できる点を話し合い、2回目のタワー作成でもっ
  と高く作成できるか、アイデアを出し合います。
 6.2回目タワー作成(5分)。
  測定したのち、全体で結果発表します。
 7.振り返り(10分)。
  ゲーム全体を通じて学んだこと、日常業務やコミュニケーションにおいて活用できそうな気づ
  きをチーム内で共有します。

レゴ(R)シリアスプレイ(R)(屋内系)

・用意するもの
 レゴ(R)ブロック

・対象人数
 5人~20人程度

・手順
 1.アイスブレイク。レゴ(R)を使って、簡単な作品を作る練習をします。
 2.お題の出題。
  お題はチームビルディングに関係した抽象的なものを選びます(例:「チームのビジョン」 
  「チームが取り組むべき課題」など)。それを各自がレゴ(R)を使って表現、可視化します。
  その過程で各メンバーは自分を見つめることにより、気づきを得ることができます。
 3.各自、自分の作品についてプレゼンテーションします。普段は自分の意見をあまり口にしない
  人の発言にも耳を傾けることにより、チーム間の相互理解が促進されます。

伝言ゲーム(屋内、短時間系)

・用意するもの
 ホワイトボード

・対象人数
 8人~40人程度

・手順
 1.前もって伝言する50文字程度の文章を決めておきます。チーム内のコミュニケーションに主眼
  を置いたゲームであるため、実際の業務に関係する内容が良いでしょう。
  その文章の中に伝達すべきポイントを織り交ぜておくと、ゲーム後の振り返りの際に評価しや
  すくなります。
 2.1チーム8人~10人にわけ、制限時間内に次の人に伝言します。最後の人は自分が聞き取った伝
  言をホワイトボードに書き、正解と比較します。
 3.振り返り。
  正解できなかった場合は、正確に伝言が伝わらなかった理由を分析します。その後、実際の業
  務に活用できる点を共有します。

NASAゲーム(屋内、オンライン系)

・対象人数
 4~100名程度

・手順、( )の時間は所要時間
 1.故障した宇宙船に乗っている乗組員が月面に不時着したという設定で、手元に残っている15の
  アイテムの優先順位を定めるゲームです。テレワーク(リモートワーク)でも実施可能です。
  一人ひとりが優先順位を考えます(5~10分)
 2.グループで考えます(20分)。
  重要なことは各人が自分の意見を筋道立てて話し、チーム間での合意を得るようにすることで
  す。影響力が強い一人の意見にただ同調するのではなく、コミュニケーションを通じて合意形
  成に至るプロセスを経験します。
 3.合意に達した結論をグループごとに発表します。NASAの模範解答と比較し、グループごとに
  点数を付けます。
 4.最後に、合意形成のプロセスを振り返り、評価できる点や改善点を話し合い、共有します。

チャンバラゲーム(屋外系)

・対象人数
 30~1,000名程度

・手順、( )の時間は所要時間
 1.スポンジ製の刀で相手の腕についたボールを落としあい、勝利を競うゲームです。
  ルール説明(10分)。
 2.スポンジ製の刀を用いたチャンバラの練習(5分)。
 3.他チームを全滅させるための作戦会議(5分)。
 4.チャンバラ合戦:全滅戦(10分)。
 5.3.と4.を2回繰り返す(3.+4.=15分×2回=30分)。
 6.他チームの大将を倒すための作戦会議(5分)。
 7.チャンバラ合戦:大将戦(10分)。
 8.記念撮影(5分)。
 9.表彰式(5分)。


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まとめ

チームビルディングの方法は他にもいろいろありますが、とりわけゲームは緊張を解き、お互いがよく知りあうためのきっかけになるというメリットがあります。

JTBベネフィットが提供する「チャンバラ合戦 –戦 IKUSA-」は、前述したゲームの中では屋外系に当てはまりますが、屋内系では味わえない解放感の下、大人数が同時に参加できるため、普段の業務でかかわる機会のない人の意外な一面もみることができるかもしれません。屋外と言っても野外ではなく、会議室や体育館などの室内でも実施可能で天候にも左右されません。

チャンバラ合戦ではトーナメント戦を繰り返し、その都度、作戦会議をおこないます。ルールがわかりやすく、本格的な運動をするわけではないので体力は求められません。性別や年齢に関係なく全員で楽しめ、多国籍化が進む職場でもチームビルディングの実践にあたりぴったりのゲームです。「軍議」と「合戦」を繰り返しおこなうことにより、PDCAサイクルを楽しみながら体感することができますので、ぜひご検討ください。


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