チームワークを高める!企業にとっての重要性と向上させるポイント

​​​​​​​「チームワーク」が企業にとって重要な理由と、向上させるポイント

※この記事は2020年11月4日に更新しました。


企業の生産性やイノベーション創出のためには、個人の能力の最大化だけでなく、「チームワーク」を高めることが重要になってきます。ひとりではできないことを、チームで達成することでより大きな成果を挙げることが可能になるのです。ここでは、企業においてなぜチームワークが必要なのか、またチームワークを向上させるための具体的な方法について考えます。

目次[非表示]

  1. 1.そもそも「チームワーク」とは
    1. 1.1.仕事におけるチームワーク
    2. 1.2.「チーム」と「グループ」の違い
  2. 2.チームワークが企業にとって重要な理由
    1. 2.1.従業員のモチベーションが高まる
    2. 2.2.イノベーションを生み出す
    3. 2.3.企業全体が成長する
  3. 3.チームワーク向上のメリット・デメリット
    1. 3.1.メリット
    2. 3.2.デメリット
  4. 4.チームワーク向上のためにできること
    1. 4.1.的確な人選による最適なチーム編成
    2. 4.2.サポート体制の提供
    3. 4.3.多様な人材が活躍できる企業風土の構築
    4. 4.4.コミュニケーションの機会をつくる
    5. 4.5.互いにフィードバックし合う
    6. 4.6.イベントを開催する
  5. 5.チームワークを高めるポイントはコミュニケーション!
    1. 5.1.職場以外の場所と時間で関係を築く
    2. 5.2.相手を尊重しながら、意見を言い合える環境をつくる
    3. 5.3.チームワークは「足し算」ではなく「かけ算」

そもそも「チームワーク」とは

「チーム」はひとつの目標を達成するために結成される組織であり、「チームワーク」はその組織を稼働させる力のことです。チームワークをひと言で表せば「協力」と言えますが、それは必ずしも自己犠牲の精神ではありません。メンバー個々の長所を活かすことで、チームの能力を最大限まで引き出すというのが本来の意味です。
混同しやすい「グループ」との違いといった、意外と知らないチームワークの基礎知識を紹介します。

仕事におけるチームワーク

ほかのビジネス用語に比べると、チームワークはなじみのある言葉かもしれません。学生時代の部活動を思い出す人も多いでしょう。しかし、ビジネスにおけるチームワークの意味は、サークルや部活動などで理解していたものとは違います。ましてやひと昔前の「スポ根もの」に描かれるような、過剰な献身や自己犠牲ではありません。

誰しも得意分野と不得意分野があるものです。チームで動くときは、メンバーは同じ方向を目指しながら、一人ひとりが得意分野を受け持ちます。すると互いの弱点を補い合い、強みを高め合うようになり、1足す1が3以上の結果を生み出すことが可能になるのです。パワーアップだけでなく仕事の効率化も進みます。

相乗効果によって最大限の結果を生み出すのがチームワークです。ビジネスの現場で発揮されれば、創出される製品やサービスの質も向上していくことになるでしょう。

「チーム」と「グループ」の違い

組織行動学では「チーム」と「グループ」は別の概念と考えます。グループは、ある共通の目的を持った人々の集まりです。目的の達成は個別におこなわれ、成果物を合算します。チームに比べて相乗効果は生みにくいと言えるでしょう。一方、チームはメンバーが相互に影響し合って互いの能力を引き出します。個別の成果を単純に合算した以上の成果が期待できるのです。どんな優秀な人材でも、ひとりでできることには限界があります。しかし、チームを組んで力を出し合えば、解決不可能と思われた課題すら乗り越えることができるでしょう。


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チームワークが企業にとって重要な理由

従業員のモチベーションが高まる

企業にとってチームワークはとても重要です。特に大きなプロジェクトは、チームワークが発揮されなければ成し遂げられません。チームメンバーは一人ひとりの強みを活かし弱点を補い合います。そうすると生産性が上がり、成果が出ることでモチベーションも向上します。

イノベーションを生み出す

チームの中で働くことは互いに刺激を与え合います。メンバーは仲間でありライバルでもあるので、向上心につながるのです。例えば「Aさんには○○の分野では歯が立たない。その代わり自分は△△の分野でチームに貢献しよう」といった具合です。そうした相乗効果は企業組織に刺激を与え、イノベーションをもたらすことがあります。

企業全体が成長する

会社という大きな組織は、部署、または部署内の各チームから構成されています。企業が業績を上げるためには、チームという小さな組織が高いパフォーマンスを発揮しなければなりません。チームという小さな組織を動かす力が、大きな企業組織を成長させる原動力にもなるからこそ、チームワークは企業にとって重要と言えるのです。


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チームワーク向上のメリット・デメリット

メリット

チームワークが向上すれば、チームメンバーが高いモチベーションを維持して働けるため、生産性が向上します。各チームの高いパフォーマンスは、おのずから企業全体の業績向上へとつながります。

また、チームや企業に対する従業員エンゲージメントが向上するため、一人ひとりがやりがいをもって働くことができます。結果として離職率は低下し、企業は人材流出に悩むこともありません。

デメリット

チームワークを正しく理解し、チームが効果的に機能すれば、本来デメリットは生まれないはずです。しかし、チームワークを「連帯責任」や「集団主義」のことだと勘違いすると、チーム内で足を引っ張り合ったり、責任を転嫁したりするメンバーが現れるでしょう。

本来、チームワークは個人がしっかりと考え、主体的に発信することを前提としていますが、チームワークを作り上げていく過程では、自分の意見を言えずに、自分の強みを発揮できないメンバーが現れる可能性があります。


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チームワーク向上のためにできること

これまで解説したように、従業員にも企業にも良い効果をもたらすチームワークは、メンバーの努力が最重要なのは言うまでもありませんが、人事部門の支援によって個人の負担を減らしながら向上させることができます。ここでは、その方法とメリットをお伝えします。

的確な人選による最適なチーム編成

部署をまたいでチームが編成されるといった場合、人事部門によって人選を任されることがあります。目標達成に有効な能力を持つ従業員を、的確に配置することが求められるので大事な役割を担います。特に重要なのは、リーダーとして適切な人材を選ぶことです。リーダーには以下の職務を遂行する能力が求められます。

・明確な目標を設定する
・チームの役割分担が的確にできる
・チーム内の情報は必ず共有する
・メンバーの働きを正当に評価する
・成果をフィードバックし、モチベーションを保つ

人事部門によってリーダーとメンバーの調和が取れるチームを編成することが、チームワーク向上の第一歩になります。また、上記の5つのポイントに沿って、リーダーが的確にチームを運営することが最適なチームづくりの肝になります。

サポート体制の提供

プロジェクトを完遂するには、チーム外からのサポートが必須です。具体的には資金の調達やスケジュールの管理が挙げられるでしょう。チームに新しい要素が必要と判断されたら、すぐに的確な人材を配置するのも、人事部門の大切な役割です。新陳代謝も良くなりチームワークが向上します。

多様な人材が活躍できる企業風土の構築

多種多様なメンバーで構成されている方が、チームワークも発揮されやすいでしょう。スキルや価値観などが同じ人ばかりでは、新しい発想が生まれにくく、プロジェクトそのものが停滞する可能性があるからです。

そのようなチームを結成できる企業は、もともと多様な人材が働きやすい環境を持っています。常に風通しのいい企業風土が構築できるよう、人事部門は心がけましょう。職場環境を整えることは、人材の流出を防ぐことにもつながります。

コミュニケーションの機会をつくる

理想はチームメンバーがそれぞれ積極的に自分の意見を発信することですが、空気を読むことを習慣にしている日本企業では難しいこともあります。

そこで、チームワークを醸成するためにカギともいえるコミュニケーションを各メンバーにまかせっきりにしてしまうのではなく、定期的にチーム内でコミュニケーションをとれる機会をつくるようにしましょう。内気な性格な人も自分の考えを言えるような場を設けてあげることが大切です。それによって初めてすべてのメンバーが自分の持ち味を発揮できるようになります。

互いにフィードバックし合う

チームメンバーは互いの強みを認め合いますが、これは相手の弱みが業務に支障がもたらすことに気づきながら、放置することではありません。客観的に観察して、相手の改善点を見つけたら、それをフィードバックし合いましょう。

フィードバックするときは、相手の人格を否定するような言い方ではなく、相手の強みを褒めながら、「気づき」を生むような仕方で伝えます。相手が受け入れられるようにフィードバックすることもコミュニケーション力向上に役立ちます。

イベントを開催する

毎日の業務の中だけでチームワークを育むには限界があります。時には屋外に飛び出し、昼休みに一緒にランチを取る、終業後や休日にスポーツをする、終業後や休日に文化系のイベントに参加するなど、ハードルの低いイベントの開催を考えましょう。また、バーベキューや料理、ゲームやスポーツをするのも良いでしょう。
在宅勤務をしているメンバーがいるなら、オンラインで飲み会を開催しましょう。時間外の開催が難しいなら日中にオンラインでのお茶会を開催するのも方法のひとつです。普段、オフィスでは気づかない相手の意外な強みに気づけるかもしれません。

ただし、どんなイベントを開催するか気を配る必要があります。チーム内の多種多様なメンバーができるだけ同じように楽しめるような内容を選びましょう。


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チームワークを高めるポイントはコミュニケーション!

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チームワークをより良くするカギは「コミュニケーション」です。チームは人と人の交流で成り立ちます。ビジネスの基本である「報告・連絡・相談」による情報共有が徹底されていないと、歯車がかみ合わなくなるでしょう。

また、ときにはディスカッションすることで、チームにイノベーションがもたらされます。しかし、意見を交わすことは、亀裂を生む危険性を秘めています。だからといって避けるのではなく、どうすれば健全な議論ができるかを考えるべきです。まず大事なのは、メンバー同士がコミュニケーションを取りやすい環境をつくることです。チームをサポートする人事部門も、コミュニケーションの基本をあらためて確認しましょう。

職場以外の場所と時間で関係を築く

円滑なコミュニケーションは信頼関係がなければ成り立ちませんが、信頼関係は簡単に築けるものではありません。複数の人間が関わるのであれば一層難しいでしょう。コミュニケーションと信頼関係は相関しています。信頼関係を築くには、コミュニケーションの回数と時間を増やすことが肝になるのです。とはいえ、勤務時間には限りがあるのも事実です。

職場で信頼関係が育成されることも当然ありますが、その人のパーソナリティーを知ると、より早く距離を縮めることができます。そのため、雑談は重要な機会になります。信頼関係を築く方法のひとつとして、前述で触れたチーム内で小さなイベントを企画するのもよいでしょう。

リラックスした空間で会話すると、意外なキャラクターに親しみを感じることもあるものです。仕事につながるグッドアイデアが生まれる可能性もあります。こうした集まりは、できるだけ定期的におこなうことが大切です。コミュニケーションの回数と時間を増やすことで、関係性が強まっていくからです。

近年はITを使ったコミュニケーション促進ツールを活用する企業も増えています。チャットや掲示板で会話、チームで協力しながらゲーム感覚で目標を達成する仕掛けなど、コミュニケーション強化のための取り組みが多様化しています。イベントの企画やITツールの利用など、メンバーの特性や目的、コストなどを考慮して導入を検討してみましょう。


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相手を尊重しながら、意見を言い合える環境をつくる

メンバー個々が持つ役割は、どれもチームには不可欠なものです。つい自分のことだけ考えてしまいがちですが、周囲に目を向ければ、各人の尊重できる部分を発見できるはずです。より敬意を持ってメンバー同士が接することができるようになります。

そこから一歩進んで、具体的な行動に移すと関係性は深まります。例えばメンバーに感謝の気持ちを伝えることです。「ありがとう」を言葉にすることで、自尊心が生まれモチベーションも上がります。

ただし、ほめ合うことだけがコミュニケーションではないことも忘れてはいけません。改善点や疑問点なども話し合いましょう。このとき、意見が合わなくても乱暴に否定するのは避けるべきです。まずは相手の意見をしっかりと聞き、互いの意見を認め合った上で、フィードバックをおこなうことが大切です。特に言葉の使い方には注意しましょう。何気ない言い方が相手を傷つけることがあります。相手を尊重することで深いコミュニケーションを取り、チームワークを良くする糧にしましょう。


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チームワークは「足し算」ではなく「かけ算」

企業では、個人の力を単純に足し合わせるだけでは、持続的な成長は望めません。特に大きなプロジェクトを完成させる際には、チームワークの強化が肝要です。そのためには、互いを高め合うような建設的なチームワークを築いていきましょう。個の力を尊重しながら連携することで、その何倍もの力が発揮されるはずです。チームワーク向上には、チーム内部の施策はもちろんのこと、人事部門のような外部からの支援も重要になってきます。

JTBベネフィットのインセンティブプログラム「サンクスコレクト」は、企業側が成果に応じて個々の従業員に報酬をポイントで付与する以外に、従業員同士が感謝の気持ちをポイントで贈り合うことができます。そうすることでコミュニケーションが生まれ、チームワークの潤滑油として有効です。仲間でありライバルである従業員同士が互いを讃え合うことで、日頃の行動にも高い視点で意識を置くことが互いの成長にも良い影響を与えます。これが結果として良いチームワークを生み、業績向上につながり、組織が活性化します。チームワーク向上に大きな効果があるサンクスコレクトを、ぜひご検討ください。


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