グローバル人材とは?必要なスキルと育成方法を解説!

​​​​​​​ダイバーシティを推進して会議で議論する従業員

グローバル化を目指す企業には、それに対応できるグローバル人材が必要となります。グローバル人材を雇用するだけでなく自社で育成までできれば、求人から採用までにかかる費用を抑えて長期的に企業が成長していくことも可能です。そこで本記事では、グローバル化を目指す管理者や担当者に向けて、グローバル人材に必要なスキルと育成する方法を解説します。

目次[非表示]

  1. 1.グローバル人材とは?
    1. 1.1.グローバル人材とは
    2. 1.2.グローバル人材の採用・育成が必要な理由
  2. 2.グローバル人材に必要なスキル
    1. 2.1.主体性・積極性・チャレンジ精神
    2. 2.2.協調性・柔軟性
    3. 2.3.責任感・使命感
    4. 2.4.異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー
    5. 2.5.幅広い教養と深い専門性
    6. 2.6.課題発見・解決能力
    7. 2.7.チームワークとリーダーシップ
    8. 2.8.公共性・倫理観
    9. 2.9.メディア・リテラシー
  3. 3.グローバル人材の育成方法
    1. 3.1.グローバル人材として従業員を育成する方法
    2. 3.2.グローバル人材としてのステップアップ
  4. 4.貴重なグローバル人材の育成は、企業成長のカギ

グローバル人材とは?

外国人労働者とオンライン会議をする従業員

グローバルとは「地球規模の」という意味を持つ言葉ですが、人材に当てはめるとどのような人物を指すのでしょうか。
まずは、ビジネスにおけるグローバル人材の定義とグローバル人材が必要とされる理由を理解していきましょう。

グローバル人材とは

グローバル人材とは、国内だけなく複数の国で成果を出すことのできる人材のことを指します。多様なバックグラウンドを持つ人物との取引や交渉、チーム作りなどを円滑におこない、自社に利益をもたらすことのできる人材です。

語学力や異文化理解、コミュニケーション能力に長けた人材であり、国際的な活動を目指す企業には欠かせません。
文部科学省でもグローバル人材という言葉を使用し、国をあげて育成の取り組みを進めています。

グローバル人材の採用・育成が必要な理由

超少子高齢化社会を迎える日本では、国内市場の縮小が避けられません。
しかし、国外のマーケットに目を向ければ、市場規模は60億人にまで膨れ上がります。現在は、新型コロナウイルスの感染拡大をはじめ、社会情勢が不安定で先行きが見えない状態ですが、将来的に競争の激しい国外マーケットで戦うことを検討している企業には、多様な人物と円滑にコミュニケーションをおこない、成果を上げるグローバル人材が必要となるのです。

そのため、グローバル人材は言語能力だけではなく、複数のスキルや知識を身につける必要があります。


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グローバル人材に必要なスキル

グローバル化にともなうニューノーマルな働き方を実施する従業員

グローバル人材に必要なスキルは語学力やコミュニケーション能力だけではありません。文部科学省の「グローバル人材育成推進会議」では、以下の要素が必要とされています。

主体性・積極性・チャレンジ精神

海外と通じる業務で活躍する人物は、物事に対して自分が主体となって取り組む能力を持っていることが大切です。主体的な行動をとるためには業務に関する充分なスキルや知識を持ち、日々アップデートする継続的な努力が必要となります。

また、海外の顧客やパートナーへの関心を持ち、価値観や相手国の情勢、法律、宗教、一般常識などを理解することで、積極的な行動や新たな分野への挑戦をしやすくなります。

協調性・柔軟性

文化や宗教、価値観の異なる人物(主に外国人)との関わりにおいては、相手に歩み寄り、互いに納得できるラインを見つけることが良好な関係性を作ることにつながります。

グローバル人材は相手を受容するだけでなく、多様性のある人材を組織的にまとめる力が必要です。また、海外では想定外の出来事や課題が発生する場合もあり、柔軟に対応する力も求められます。

責任感・使命感

もとより日本人の仕事に対する責任感や使命感は強いといわれており、長所の一つです。国際的なフィールドにおいても周囲に流されることなく、任された仕事に対して責任感・使命感を持って取り組むことが大切です。

異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー

グローバル人材は相手の文化や宗教、価値観などを理解・尊重すると同時に、日本人としてのアイデンティティーや美徳を持っていなければなりません。
海外のフィールドでは、日本もまた多様性の一つです。相手から日本の文化や現状について聞かれた際に、対応できる知識を身につけておきましょう。

幅広い教養と深い専門性

幅広い教養を持つことは、多様な人材とのコミュニケーションにおいて非常に重要です。例えば、世界の常識やマナー、ニュースなど幅広い教養を身につける必要があります。また、ある分野のプロといえる深い専門性を持つことは、多様な人材をまとめる際のリーダーシップにもつながります。

課題発見・解決能力

国際的なフィールドでは多様な人材とともに活動する機会が多くなるため、コミュニケーションやワークシェアリング、交渉における課題を発見し、解決するための施策を打つ能力が必要となります。

チームワークとリーダーシップ

他の要素とも共通する部分ですが、バックグラウンドの異なる集団でチームワークを育成する力や、メンバーをまとめるためのリーダーシップは非常に重要です。

公共性・倫理観

グローバル人材は海外に対して、企業の顔となる機会が多くあります。そのため、公共性を持ち、個人の倫理観を高める必要があります。

メディア・リテラシー

インターネットやテレビなどのメディアが発信する情報を深く理解し、主体的に活用する能力を持つことで、国際的なフィールドでも独自の価値を生み出すことができます。


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グローバル人材の育成方法

グローバル人材の育成において、語学学習は一つのプロセスでしかありません。
前述したグローバル人材に必要なスキルや知識を身につけるための研修や学びの機会を提供し、計画的に育成をおこないましょう。

グローバル人材として従業員を育成する方法

従業員をグローバル人材として育成するには、以下の3つの手段があげられます。


1. 候補人材の選定と把握

候補となる人材をリストアップし、各自の能力や課題を把握します。
すべての能力を持っている人材は存在しないため、企業が必要とする能力と長所が一致するか、資質となる部分を伸ばしていけるかといった点を重視しましょう。
主観や思い込みを排除するため、テストや聞き取り調査をおこなって能力を見極めることも有効です。


2. 育成計画を作成、実施

個々の現状の能力を把握し、不足しているスキルをどうやって補っていくかをプランニングのうえ実行に移します。語学学習やコミュニケーション能力の向上、リーダーシップ教育などを個人の能力やレベルに合わせておこないましょう。


3. 成果測定とフィードバック

段階的な目標を達成するごとに評価をおこない、進捗を確認します。
研修や教育の効果が思うように出ていない場合などには、必要に応じて計画そのものを修正しましょう。PDCAサイクルを回していくことで、本当に必要なスキルや解消すべき課題が見つかりやすくなり、そのための改善計画も見えてくるはずです。


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グローバル人材としてのステップアップ

グローバル人材としての能力を身につけた後も、継続してビジネスパーソンとしての基本スキルを向上させることは大切です。交渉スキルやマネジメント力は、今までよりも複雑な海外交渉を任せたり、現地スタッフのマネジメントを任せたりといった経験を積ませることで、さらに能力を伸ばすことができます。

また、語学学習と合わせて異文化についても学ぶ機会を作ることで、現地スタッフや自分自身の業務についての興味や関心が高まるでしょう。英語をはじめとした外国語と異文化コミュニケーションの学習も取り入れていきましょう。

グローバル人材としてのステップアップは、企業に売上のみならず利益をもたらすことに加えて、従業員個人の自信を高め、自己実現欲求を満たす効果が期待できます。


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貴重なグローバル人材の育成は、企業成長のカギ

グローバル人材の需要が高まっている今、会社にとって貴重な人材を大切に育成するためには、一人ひとりの能力を把握し、きめ細やかなマネジメントをおこなうことが重要です。

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