ITリテラシーが低い従業員のITリテラシーを高める方法とは?

​​​​​​​シニア世代もICT機器を駆使して在宅勤務をおこなうニューノーマル時代

テレワーク導入を議論する際に必ず取り上げられるのが、セキュリティの問題です。これは、従業員のITリテラシー向上と密接不可分といえるでしょう。また、ICT化が急速に進む中、シニア層も含めて全従業員のDXに向けた意識改革を進め、感染防止対策にとどまらず、積極的な姿勢でテレワーク導入・推進をおこなうべきあり、日本が世界と比べて低いといわれるITリテラシーの課題に取り組むことは必須です。今回は、企業が一体となってITリテラシーを向上すべき理由を解説し、その具体的な方法について紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.ITリテラシーとは?
    1. 1.1.ITリテラシーの定義
    2. 1.2.3つのITリテラシー
    3. 1.3.時代とともに変化するITリテラシー
  2. 2.ITリテラシーが低い人の特徴とは?
  3. 3.ITリテラシーを向上させるメリット
    1. 3.1.セキュリティリスクを防ぐ
    2. 3.2.企業ブランドを守る
    3. 3.3.生産性の向上
    4. 3.4.DX人材の育成で競争優位性を保つ
  4. 4.ITリテラシーを高める方法とは?
    1. 4.1.社内研修の実施
    2. 4.2.ナレッジシェアリングや共通マニュアルの作成
    3. 4.3.管理権限の設定等ルールや制度面での整備
    4. 4.4.IT関連資格の取得
  5. 5.まとめ

ITリテラシーとは?

スマートフォンを活用することで様々なモノやコトとつながる

ITリテラシーの定義

「リテラシー(英語:literacy)」とは「読み書きする能力」のことです。そこから派生した「ITリテラシー」とは、ITに関連する事柄への理解力や対応力のことを指します。実際の読み書き能力が教育の程度に依存しているのと同じように、ITリテラシーも成り行きに任せるのではなく、若手社員からシニア層まで含め、企業側には全体のITリテラシー向上へ向けた対策が求められます。

3つのITリテラシー

ITリテラシーは、具体的には「情報リテラシー」「コンピュータリテラシー」「インターネットリテラシー」の3つから構成されます。


情報リテラシー

情報リテラシーは、「情報を検索する能力」「情報を精査する能力」「情報を活用する能力」を含んでいます。特に、近年はSNSの急速な普及により、誰でも情報発信ができるようになり、不確かな情報や思い込みであってもネット上で簡単に拡散されてしまいます。こうした「虚偽情報(フェイクニュース)」に惑わされないために大切な能力が情報リテラシーといえます。


コンピュータリテラシー

コンピュータリテラシーとは、コンピュータを操作する知識や技術を意味します。昨今では、コンピュータを全く使わない業務は皆無に等しいため、最低限の知識や技術はどの仕事でも必須ですが、どの程度のレベルまで求められるかは業務によって異なるでしょう。また、最低限求められるレベルも時代ととともに変化してきており、この点は後述します。


ネットワークリテラシー

ネットワークリテラシーとは、ネットワークやセキュリティに関する技術的な理解や知識のことです。テレワーク導入にあたって問題になっているセキュリティ対策について克服するためにも、このネットワークリテラシーの向上が必須です。この分野では、顧客情報や自社の機密情報の保護がもっとも重要ですが、SNSによる情報発信の際に守るべきモラルも含まれます。


あわせて読みたいおすすめの記事

  5Gは私たちの働き方をどう変えるのか?もたらすメリットと課題を紹介 2020年3月から携帯大手3社が5Gの商用サービスをスタートさせました。しかし、現状は本格的な導入には至っておらず、現在の4G並みに普及するのは数年後と言われています。今回は、私たちの働き方を大きく変えると言われている5Gの特徴を踏まえ、働き方に与えるメリットと課題を紹介します。 株式会社JTBベネフィット

時代とともに変化するITリテラシー

従来の業種に関わりなく全てのビジネスパーソンに求められてきたITリテラシーは、パソコンやビジネスアプリケーションの操作が中心でした。しかし、IoTやビッグデータの解析、AIの導入がさまざまな産業で進む「第4次産業革命」によって、ITリテラシーとして求められる能力も変化してきています。 


従来、求められてきた能力(全てのビジネスパーソン)

分類
能力
ITスキル
・パソコン基礎(ハードウェア・ソフトウェア基礎知識、ファイル・フォルダの仕組、保存とバックアップ)
・OS操作基礎(Windows操作、タイピング、文字入力、保存、ファイル・フォルダ管理)
・インターネット基礎(インターネットの仕組、ブラウザ・メールの操作、セキュリティ・モラル、ビジネスメール、トラブルと対処、知的財産権)
・Word、Excel、PowerPointの知識および操作
リテラシー
・情報の理解・活用力(検索できる、目的にあった情報を選ぶ、信頼できる情報を選ぶ、読み解くことができる(課題設定ができる)、解決策を考えることができる)
・情報の創造・発信力(新たな考えやアイディアを創造できる、考えを形にできる、電子メールによる発信、WEBページ、SNSなどのツールによる発信、受け手・社会への影響を考慮した発信)
・情報の安全性に関する知能・技能(ID・パスワード管理、個人情報の取り扱い、利用する製品に対する確認、コミュニケーションの危険性に対する理解、経済的損失・違法行為の回避)
・情報社会における規範に関する知識・技能(有害サイトへのアクセス回避、著作権への対応、肖像権への対応、インターネットを介した安易な契約回避、発言に対する責任と配慮)

出典:厚生労働省 平成29年度基礎ITリテラシーの習得カリキュラムに関する調査研究報告書


第4次産業革命下で求められる人材像・能力(全てのビジネスパーソン)

分類
内容
役割
・IoTやAI等の技術がビジネスで活用されていることや、その具体的な活用場面の概況を知っており、それらの活用が自分たちの業務上の課題を解決する可能性のあるものであることを理解している人材
・IoTやAI等の技術が自分の身の回りの業務や、発見した業務課題にどのように活かせるかの接続点が具体的にイメージでき、中核的IT人材等の指揮命令や支援を受けながら実際に業務場面で活用し、その生産性向上に繋げることのできる人材
能力
IT活用スキル/リテラシー
・AI等を取り入れた新しいツールやシステムを使いこなす力
・AI等の活かし方を考えるための創造性やデザイン力
・データ、セキュリティ、プログラミング等の基礎的な知識や仕組み・考え方などの理解
・AI、IoT等を活用して、社員を通じて顧客に価値を提供する際の、コンサルティング力、提案力
・システム(関係者)に的確に要望を伝える力。そのために作業手順等の外形的な部分だけでなく事務の仕組みや本質を理解したうえで要望を整理する力。一定程度のシステムリテラシー

データ活用スキル/リテラシー
・一定のデータ分析や統計学の知識。データサイエンティストのような能力はいらないが、彼らが出した結果を読んで評価できる程度の知識
・母国語+世界語+問題解決能力+データリテラシー。データリテラシーとは、分析的、データドリブンな思考力と基礎的な素養・分析力・統計的素養・情報学の基本・データエンジニアリングの基本

汎用的なビジネススキル・ヒューマンスキル
・今までにないようなIoTのトレンドを知ることや、外部のシステム会社やスタートアップ企業と連携をとれるコミュニケーション力
・より常識的な判断力。バランスの取れた常識的な思考
・課題設定力
・分野を超えて専門知や技能を組み合わせる力
・AI(人工知能)の運用において、不正利用を抑止する場面では、倫理観や正義感等の資質
・AI等に代替されにくい能力・スキル
・代替が難しいともいわれている、文章の読解力や対話力
・情報収集能力や課題解決能力、論理的思考等の業務遂行能力、チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力等の人間的資質、コミュニケーション力やネゴシエーション力等の対人関係能力、変化への柔軟性、企画発想力や創造性

出典:厚生労働省 平成29年度基礎ITリテラシーの習得カリキュラムに関する調査研究報告書


上の表のとおり、ITリテラシーはどの職種であっても必要です。特に、IT関連部門とは離れている部署や従業員に求められるITの知識や技術、情報活用能力とその領域を示し、企業が持続的な成長や競争優位性の強化と業務改善や刷新において、効果的なITの活用と投資を進めることが必要とされています。これは、独立行政法人情報処理推進機構が公開したITリテラシースタンダードといわれています。


あわせて読みたいおすすめの記事

  【あなたの仕事はどう変わる?】アフターコロナのニューノーマル時代!職種のあり方が変わる! オックスフォード大学のオズボーン博士らの論文『雇用の未来』では、あらゆる仕事の担い手がコンピューターに変わり、米国雇用者の約47%は20年後には職を失う可能性が高いと結論づけましたが、ニューノーマル時代の私たちの仕事はどう変わるのでしょうか?今回は、業種や職種の変化をテーマに具体例を交えてご紹介します。 株式会社JTBベネフィット


ITリテラシーが低い人の特徴とは?


前項を踏まえると、ITリテラシーが低い人には共通点があることがわかります。
ITリテラシーのうち、情報リテラシーが低い人は多くの検索ツールがあるにも関わらず活用しないために、IT関連の用語の理解が曖昧なままです。また、コンピュータリテラシーが低いため、パソコン操作でトラブルに直面した場合もなぜそうなったのかを自覚していない場合が多いといえます。そのため、サポートしてくれる人に自分がどんな操作をしたかも説明することができません。

ネットワークリテラシーが低いと、インターネットを通じて不特定多数と繋がっていることを意識していないので、企業アカウントのSNSで不適切な写真や動画を投稿したり、誹謗中傷にあたるような誤解を招く発言で、いわゆる「炎上」といったネットトラブルを引き起こしてしまいます。また、個人で使用するデバイスでも同様のことが起きたり、特殊詐欺に遭ったり、詐欺行為の片棒を担ぎかねない行動を起こしてしまう可能性もあることでしょう。


あわせて読みたいおすすめの記事

  ICTとIoTの違いは?ICTによるコミュニケーションの進化と企業の活用事例を紹介 ICTという単語が、ITやIoTなどとの違いが曖昧な方も多くいらっしゃると思います。テレワークは、実はICTの進化が生んだ働き方です。今回は、まずICT・IT・IoTの違いを整理して、ICTの進化によって生まれたコミュニケーションの変化や企業におけるICTの活用事例を紹介します。 株式会社JTBベネフィット


ITリテラシーを向上させるメリット

新入社員研修で説明している人事担当者の従業員と新入社員

セキュリティリスクを防ぐ

総務省が発表した令和2年通信利用動向調査の結果によると、何らかのセキュリティ被害を受けた企業は54.1%にのぼり、被害内容でもっとも多かったのは「ウイルスの発見、または感染」の35.0%で、その次に「標的型メールの送付」の34.5%、「スパムメールの中継利用・踏み台」の9.8%でした。

セキュリティリスクは外部からのサイバー攻撃のみによって引き起されるわけではありません。従業員によるセキュリティ対策の弱いスマートフォンや私物のPCを用いて機密情報のやり取りをしたり、パスワードやIDのずさんな管理が原因となって第三者にログインされることもあります。とりわけ、テレワーク(在宅勤務)を導入している企業では、オフィス勤務時のように職場内でも従業員に目が行き届かないため、いくらシステム上で監視しているとはいえ、担当者だけが気を配るだけではセキュリティ対策に限界があります。ですから、従業員一人ひとりのITリテラシーの向上がどうしても必要になるのです。


あわせて読みたいおすすめの記事

  テレワーク導入で誰もが感じる6つのデメリットへの対応策を紹介! 新型コロナの感染拡大当初は、多くの企業でテレワーク(リモートワーク)が導入されましたが、コロナ禍が長期化するにつれ、デメリットも露見し始めているのではないでしょうか。今回は、多くの人が感じている6つのデメリットについて解説し、それらをどのようにすれば解決できるか対応策を紹介します。 株式会社JTBベネフィット

企業ブランドを守る

SNSの急速な普及によって、従業員が業務上で知り得た機密情報や顧客情報を漏洩する他に、音楽や書籍の違法アップロードが数多く発生しています。これは高齢者世代によるものではなくデジタルネイティブ世代によるものです。

デジタルネイティブ世代は、インターネットを利用して情報収集するが当たり前で、SNSでコミュニケーションを図ることも気軽におこなうために、逆に危機意識が薄い傾向にあります。SNSでの炎上が起こると、SNSだけにとどまらずテレビのニュースに取り上げられる場合もあり、企業全体のブランドを失墜させ、取引先や一般消費者からの信頼を失いことにもなりかねません。グループ企業であれば、親会社へ影響を与えることもあり得ますし、業界全体の評価にかかわることにもなりかねません。テレワークや在宅勤務が増えれば増えるほど従業員の管理が難しくなりますので、このようなトラブルを回避するためには、従業員一人ひとりのITリテラシーを向上させるしかありません。


あわせて読みたいおすすめの記事

  ダイバーシティ&インクルージョンとは?企業への影響と対応を解説 多様化が進む社会で、ビジネスの世界でも「ダイバーシティ&インクルージョン」という考え方が広がっています。今回は、「多様性」を表す「ダイバーシティ」と「包括・内包する」という意味の「インクルージョン」をあわせ持つ考え方とはどんなものであり、何に役立つのか、自社で推進した場合の影響や対応を解説します。 株式会社JTBベネフィット

生産性の向上

前出の令和2年通信利用動向調査の結果によると、クラウドサービスを利用している企業の割合は68.7%に上り、その内32.5%が「非常に効果があった」、54.6%が「ある程度効果があった」と回答がありました。また、IoTやAI等のシステム・サービスを導入している、または導入予定の企業は全体の22.2%にとどまりましたが、19.5%が「非常に効果があった」、61.5%が「ある程度効果を感じた」と回答しました。

こうした調査結果から、クラウドやIoT、AIの導入により生産性が向上し、業務効率が向上したことがわかります。しかし、いくらITツールや機器を導入しても、それを使いこなせる従業員が少なければ、その効果は限定的でしょう。そこで、従業員の意識を変革させるDXの推進が必要です。


あわせて読みたいおすすめの記事

  生産性向上とは?正確な意味をつかみ実践を可能に! 生産性向上とは、労働生産性という定量的な指標を用いて、国や企業にとって経済的な成果を生み出すことです。労働環境や労働慣行の課題が残る日本は、生産性向上の余地が大きい社会であると考えられています。本記事では、生産性向上の定義やメリット、業務効率化との違い、具体的な方法を解説します。 株式会社JTBベネフィット

DX人材の育成で競争優位性を保つ

企業が競合優位性を保つためにはDX人材の確保が課題ですが、慢性的な人材不足で外部からの採用は難しいといわれています。そこで、すでにシステムのことを理解している人材を、社内でDX人材として育成する選択肢を検討してはいかがでしょうか。

DX人材から全従業員のITリテラシーを向上させるヒアリングや運用テスト等の取り組みから企業全体の知識の底上げをし、得られた情報やテストでの結果から次のITリテラシー向上の課題として活かすことで、より高度な知識をつけることができるようになります。したがって、通常業務においてもセキュリティに対する知識レベルにとまどうことなく、コア業務におけるパフォーマンスが向上しますので、企業全体の持続的な成長へ繋げる土台の構築がおこなえるようになります。


あわせて読みたいおすすめの記事

  DX人材とは?育成のカギや必要な4つのスキル 採用が難しいDX人材の確保には、自社で育成する方法がおすすめです。社内に多くのDX人材が育つと企業システムの一貫性が保たれたり、自社の事業に最適なシステムの判断ができるなどのメリットが生まれます。本記事では、DX人材に求められるスキルや自社で育成する利点、育成時のポイントを解説します。 株式会社JTBベネフィット


ITリテラシーを高める方法とは?

オンラインセミナー(ウェビナー)で資料を投影して説明している従業員もしくは講師

社内研修の実施

社内研修はITリテラシーを高めるもっとも直接的な方法といえます。対象はシステム管理部門や上司・経営者層だけでなく、全社員にすべきです。また、サイバー攻撃に関しては絶えず新たな手口が登場するため、常に情報をアップデートして定期的な研修をおこなうことが必要でしょう。

現在は、会社に集まっておこなう研修が容易ではないため、オンラインセミナー(ウェビナー)を活用し、リモートワーカーも含めてセキュリティについての高い認識を持ってもらえるように実施します。また、講義だけの一方通行な内容ではなく、具体的な事例を取り上げてグループワークをしたり、理解度をチェックするためのテストや実際の操作をカリキュラムに組み込んだりするのも効果的です。チャット等を使用してコミュニケーションのインタラクティブ化をおこない、理解力を高めましょう。


あわせて読みたいおすすめの記事

  デジタル人材争奪戦を勝ち抜くためには?人材獲得の方法や育成術を解説 デジタル人材とは、最先端のIT知識を使って新たな事業や価値を生み出す人材です。日進月歩のテクノロジーに対応するこの人材は、転職を通したスキルアップへの意識が非常に高く、会社への帰属意識が低い特徴があります。本記事では、そんなデジタル人材の採用や確保、育成をする際のポイントを解説します。 株式会社JTBベネフィット

ナレッジシェアリングや共通マニュアルの作成

ナレッジシェアリングとは、社内SNSやグループウェアを通じて従業員一人ひとりが持っている知識やノウハウを共有することですが、マニュアルに比べてより具体的かつ社内ルールにのっとった的確な情報であるため、トラブルにぶつかった際、スピーディーに解決するのに役立ちます。

特に、求められるITリテラシーは絶えず変化していますので、それに合わせて集合研修を頻繁におこなえない場合もあります。しかし、アップデートされた情報を都度社内で共有することが必要で、そのためのナレッジシェアリングは大きな効果を発揮します。
社内でのナレッジシェアリングの代表格として、チャットボットによる社内FAQが有効です。あらかじめ決めている社内のルールを質問する側である従業員と対話式でシナリオ化しますが、従業員のITリテラシー向上のためにあくまでも情報提供や方法の提示にとどめ、最終的には従業員が自己解決できるようなシナリオの作成をおこないましょう。


あわせて読みたいおすすめの記事

  【未来を予測】アフターコロナに到来するニューノーマル時代とは?時差出勤やICT化によるテレワークは働き方の常識になる? 2020年上期の働き方を振り返ると、突如としてテレワークや時差出勤の導入などの変革を余儀なくされたことが印象的でした。当初は不安だったものの、始めてみるとメリットを感じた方も多いのではないでしょうか。この記事ではニューノーマル時代の働き方に焦点を当て、今後訪れるであろう変化を業界別にご紹介します。 株式会社JTBベネフィット

管理権限の設定等ルールや制度面での整備

セキュリティ対策として最重要なのは、従業員一人ひとりのITリテラシーを高めることですが、企業・部署全体としてもアクセス権限を管理する等して情報の持ち出しを簡単にできないようにすることが必要です。
ただ、システム担当者があまりに細かくルールを決めてしまったり、過保護なサポートをしたりすると、従業員はITリテラシーを高める必要性を感じなくなりますので、注意が必要です。


あわせて読みたいおすすめの記事

  中小企業がテレワーク導入を検討すべき理由と3つのポイント 新型コロナウイルス感染症の世界的拡大で注目されているテレワーク。大都市での非常事態宣言が発出され、よりいっそうの外出自粛を余儀なくされた今は、企業の事業場規模を問わず早急に導入しなければならない段階にあります。今回は、特に中小企業へ向けたテレワーク導入のためのポイントや助成金についてご説明します。 株式会社JTBベネフィット

IT関連資格の取得

前述したようにDX人材の確保を社外からの採用ではなく、社内で育成しようとする場合、方法の一つとして、ITスキルや統計に関する資格取得を推奨し、教材や受講の費用を企業側でサポートすることです。例えば、以下のような資格があります。

・統計士
・データ解析士
・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
・データスペシャリスト


あわせて読みたいおすすめの記事

  RPAとは?メリット・デメリットからRPA資格の「RPA技術者検定」まで紹介します RPA(Robotics Process Automation)とは、企業の定型業務をロボットで自動化する仕組みです。近年、各社でRPAを導入する動きが盛んになっています。ここで、RPAとは何かから導入ステップ、企業にもたらすメリットやデメリットをご紹介します。組織のRPAに携わる人材に有効なRPA資格も説明しますのでぜひ、参考にしてください。 株式会社JTBベネフィット


まとめ

ITリテラシーが低いことで、すぐに目に見える不利益を企業が受けるわけではありませんが、対策を先延ばしにしていると潜在的なリスクをずっと抱えたままでいることになり、そのうち取り返しのつかない損失を被ることになります。また、アフターコロナを見据えると、セキュリティリスクを恐れていつまでもテレワークの導入を先延ばしにすべきところではないでしょう。ICT化が急速に進む中、ITリテラシーの向上は企業のリスクマネジメントとして必須といえるでしょう。


あわせて読みたいおすすめの記事

  デジタルトランスフォーメーション(DX)の成功事例10選。IT活用の未来と企業の存続 デジタルトランスフォーメーション(DX)というワードはよく耳にするけれども、その取り組みが上手くいっているか知らない方は多いと思います。DXとは、商品やサービスに加え、企業組織自体をAIのようなITを活用して変革することです。英語は調べるのも疲れてしまいますよね。今回は成功事例を含め、DXを詳しく紹介します。 株式会社JTBベネフィット


  コア業務の生産性向上やノンコア業務を効率化するBPOなどのノウハウを紹介! テレワークが浸透し、業務効率化や生産性向上を意識している会社も多いのではないでしょうか。オフィス解約の動きは大手企業にも見られ、それにともなうノンコア業務の外部委託が進んでいます。今回は、コア業務とノンコア業務の詳細から業務整理の方法を紹介します。 株式会社JTBベネフィット


記事検索

記事アクセスランキング

アーカイブ

カテゴリー一覧

タグ一覧