Z世代とは?その特徴から人材育成の方法に加え、他の世代との違いも紹介!

デジタルネイティブのミレニアル世代が業務を進めるイメージ​​​​​​​

この記事のまとめ

・Z世代とは1997年から2012年に生まれた世代であり、「真のデジタルネイティブ」とも呼ばれる

・Z世代は高度デジタル社会で育ち、デジタルデバイスを利用したコミュニケーションに精通

・Z世代は個が自由に情報を発信する時代を生きており、多様な価値観を重要視

・Z世代はY世代(ミレニアル世代)以上にワークライフバランスを重視し、コト消費を好む

・Z世代の人材育成においては、個々の志向性や価値観に応じたマネジメントが重要

目次[非表示]

  1. 1.Z世代とは
  2. 2.Z世代が注目される背景
    1. 2.1.これまでの世代と生活様式が顕著に異なるため
    2. 2.2.今後、本格的に社会に進出してくるため
    3. 2.3.近い将来、消費のメインターゲットとなるため
  3. 3.Z世代とY世代・X世代との違い
    1. 3.1.Z世代とY世代、X世代の違い
    2. 3.2.X世代とY世代の特徴
  4. 4.Z世代の特徴
    1. 4.1.真のデジタルネイティブ
    2. 4.2.価値観の多様化とその受容
    3. 4.3.平等・オープン・効率・バランス
  5. 5.Z世代の人材育成のポイント
    1. 5.1.ルールやマニュアルで縛るのではなく、自由な発想を促す育成
    2. 5.2.古い慣習に固執せずに、新しい利便性を取り入れる育成
    3. 5.3.個々の強みや思考性に配慮した育成
  6. 6.まとめ

Z世代とは

Z世代は、一般的に1990年代後半から2010年代前半に生まれた世代を指し、「ジェネレーションZ」とも呼ばれます。2020年代以降に社会に進出する世代で、現在はその多くが学生です。

Z世代は、生まれた時からインターネットが普及しており、幼い頃からスマートフォンやSNSに親しんでいるために、「真のデジタルネイティブ」「ソーシャルネイティブ」「スマホ世代(iGen)」などの呼称でも呼ばれます。

Z世代は別名「真のデジタルネイティブ」「ソーシャルネイティブ」「スマホ世代(iGen)」と呼ばれるイメージ


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Z世代が注目される背景

スマートフォンを活用することで様々なモノやコトとつながる

Z世代は、なぜ世間に注目されているのでしょうか。その理由を3つ紹介します。

これまでの世代と生活様式が顕著に異なるため

Z世代とそれ以前の世代では、生活様式が顕著に異なります。特に、デジタルデバイスを活用した情報発信・収集が生活に根付いており、Z世代独自の価値観や思考性に大きな影響を与えています。これらの詳細については、追って紹介します。

今後、本格的に社会に進出してくるため

1997年(日本では1996年とすることも一般的)から2012年生まれを指すZ世代は、これから本格的に社会人となるために、Z世代の人材獲得や人材育成を円滑に進めたい多くの企業が注目しています。

近い将来、消費のメインターゲットとなるため

Z世代は、そのうちマーケットの中心となりますが、ソーシャルネイティブと呼ばれるこの世代に対する企業のマーケティングは十分とは言えません。例えば、消費行動が特徴的なため、広告戦略についても新たなアプローチが必要です。コロナ禍におけるデジタル化の加速もともない、マーケティング層としての注目度が高まっています。


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Z世代とY世代・X世代との違い

出社して会議で議論している従業員

Z世代と似た言葉に、Y世代(ミレニアル世代)やX世代があります。ここでは、これらの世代間の違いを紹介します。なお、各世代の生年は明確に定義されていませんので、一例として参考にしてください。

Z世代とY世代、X世代の違い


Z世代
Y世代
X世代
生年
1997年~2012年
1981年~1996年
1965年~1980年
現年齢
9歳~24歳
25歳~40歳
41歳~56歳
別呼称

Generation Z

真のデジタルネイティブ

ソーシャルネイティブ

スマホ世代(iGen)

Generation Y

ミレニアル世代

デジタルネイティブ

Generation X

しらけ世代

団塊世代ジュニア

デジタルイミグラント
社会情勢

グレートリセッション

アラブの春

AI発達

同時多発テロ

イラク戦争

SNS登場

オイルショック
ベルリンの壁崩壊
インターネット普及
代表製品

AR/VR

3Dプリンタ

自動運転

スマートフォン

タブレット端末
パソコン

また、X世代よりも前の世代を「Baby boomers(ベビーブーム世代)」と呼び、さらに前の世代をTraditionalist(伝統主義者世代)と呼びます。

X世代とY世代の特徴

Z世代の前の世代であるX世代とY世代(ミレニアル世代)が生きた時代背景と、各世代の特徴を紹介します。


X世代・Y世代が生きた時代背景

年代
X世代の年齢
Y世代の年齢
主な出来事
1975年
〜10歳

ベトナム戦争 終戦
1979年
〜14歳

オイルショック、学生運動終焉へ
1983年
3〜18歳
〜2歳
初代ファミコン発売
1989年
9〜24歳
〜8歳
ベルリンの壁崩壊
1990年
10〜25歳
〜9歳
パソコンが普及開始・スーパーファミコン発売
1995年
15〜30歳
〜14歳
インターネット、携帯電話の普及開始
1999年
19〜34歳
3〜18歳
ITバブル
2001年
21〜36歳
5〜20歳
ITバブル崩壊、アメリカ同時多発テロ
2004年
24〜39歳
8〜23歳
日本でSNS(mixi)が流行
2008年
28〜43歳
12〜27歳
リーマンショック
2009年
29〜44歳
13〜28歳
スマートフォン発売開始


X世代は、「内向的で個人主義」

X世代は、オイルショックによる高度経済成長の終焉や学生運動の終息が影響し、社会や政治に対し冷めており、冷静で手堅く判断する傾向があります。よって、「しらけ世代」とも呼ばれます。

X世代の中には、テレビゲームやインターネットに青年期で触れた層もおり、途中からデジタル環境に触れたという意味で、デジタルイミグラント(※)とも呼ばれます。

※イミグラント(immigrant):移民


Y世代(ミレニアル世代)は、「活動的なデジタルネイティブ」

Y世代は最初のデジタルネイティブ世代で、Y世代よりもミレニアル世代の呼称で有名かもしれません。生まれた頃にはテレビゲームなどのデジタルデバイスが存在し、青年期にかけては携帯電話(ガラケー)やパソコン、インターネットに親しみ、それらの進化と共に成長してきました。

しかし、インターネットの回線速度やデジタルデバイスの性能が未発達で、現代と比較すると様々な制約を受けており、コミュニケーション手段は電子メール、ブログ、掲示板がメインでした。よって、アナログに一定の理解を示しつつもデジタルに興味がある世代といえます。


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Z世代の特徴

出社して会議をしている従業員

真のデジタルネイティブ

発展途上にあったY世代のデジタル社会に比べ、Z世代が生まれた時代は、ハイスペックなインターネットやデジタルデバイスが生活に根付いています。また、Z世代は幼い頃からスマートフォンに触れてSNSを使いこなす、「スマホネイティブ」かつ「ソーシャルネイティブ」でもあります。このように、高度にデジタル化された技術を習得し、生活の一部としているために、「真のデジタルネイティブ」とも称されます。

また、Y世代との比較において興味深いのは、携帯電話の位置付けやSNSの利用方法です。


Z世代とY世代におけるデジタル化の違い(例)


Z世代
Y世代
携帯電話
オンライン上で完結するツール
対面世界を補完するツール
SNS
写真や動画が中心
文字が中心

例えばSNSにおいて、Z世代はInstagramなどを用いた写真・動画投稿によるコミュニケーションが主流ですが、Y世代はmixiやFacebookなど文字中心のコミュニケーションが主流です。このように、同じSNSでも、それぞれの特徴からみた性格は、世代によって異なります。

価値観の多様化とその受容

Z世代の特徴として、多様性現実主義を重んじる価値観が挙げられます。インターネットやSNSの普及にともない、個の情報発信が可能となったことで、各々が自身の趣味思考に合った好みを持つようになりました。

この点で、Z世代より前の、マスメディアによる広告などによりトレンド形成される時代を生きた世代と一線を画していて多様性を認め、個性を尊重する価値観を大事にしています。

また、Z世代は幼い頃にリーマンショックから続く不況に生きる親を見て育ち、その後に東日本大震災を経験したことも影響し、現実主義な一面もあります。モノ(商品)の所有ではなく、体験や経験に価値を置き、消費行動として必要なモノは、サブスクリプション(※)やシェアリングにより入手します。

※サブスクリプション(subscription):期間に応じて定額の料金を支払い、サービスの提供を受ける契約

平等・オープン・効率・バランス

Z世代は、ゆとり教育の余波で絶対評価の教育を受けており、競争よりも協調や助け合いを大事にします。また、SNSを通じて日常的に「自分らしさを発信する」、「他の情報を受信する」ことに慣れています。そのため、以下のようなことを社会や働き方に求める傾向があります。


1. 平等な価値観が前提

例えば、性別についても「こうあるべき」との考え方でなく、違いを個性として受け入れる価値観を大事にする社会を求めます。


2. 開かれた環境を望む

SNSを通じたオープンな環境での自己表現やコミュニケーションに慣れているため、社会や職場でも同じような開かれた環境を求める傾向があります。


3. 効率性を求める

スマホやPCなど最先端のデジタルデバイスを使い、圧倒的な情報スピードの環境で生活しているため、アナログで非効率なシステムや慣例を嫌い、効率性を求めます


4. ワークライフバランスを重視

以下の円グラフは、Z世代とY世代を含んだ調査結果(平成29年度)と、Y世代のみを対象とした調査結果(平成23年度)です。共に「仕事よりも家庭やプライベートを優先したい」と答える層が多いのですが、Z世代が加わった層(平成29年度)はその性格がさらに強いことがわかります。


Z世代とY世代の就労に関する意識調査

内閣府の平成30年 子供・若者白書 「特集 就労等に関する若者の意識」のデータ

出典:内閣府 平成30年 子供・若者白書 「特集 就労等に関する若者の意識」


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Z世代の人材育成のポイント

人事・総務担当者のお悩みを解決!新人研修の必要性と効果的な内容、成功に導くポイントを紹介2

会社が持続的に発展していくためには、あらゆる世代が成長できる環境を整えることが重要です。これから社会に本格参入するZ世代を、会社はどのように育成すれば良いのでしょうか。

ルールやマニュアルで縛るのではなく、自由な発想を促す育成

大量生産を前提としていたモノ社会では、ルールやマニュアルは非常に重要でしたが、コト社会への推移やニーズの多様化にともない、自由な発想によるビジネスモデルの着想やカスタマイズの重要性が高まっています。

多様性を重要視するZ世代の個性をルールやマニュアルで縛るのではなく、自由に発想させる育成を心がけることで、企業の持続的な成長に寄与します。


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古い慣習に固執せずに、新しい利便性を取り入れる育成

真のデジタルネイティブであるZ世代は、Y世代(ミレニアル世代)よりもさらにデジタル化された世界を生きています。よって、ハンコや紙文化に代表されるようなアナログ体質にアレルギーを示します。

また、不確かな情報は、デジタルデバイスなどを通して確認することが当たり前で、合理的ではない社内のルールや常識を疑うこともあります。この場合は、慣習を無理に押し付けるのではなく、Z世代の意見を聞きながら、最適化を目指した改善も検討しましょう。

Z世代に新しいアイデアを考えさせる際に、そのアイデアやメリットをわかりやすく説明させることも、重要な人材育成の1つです。


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個々の強みや思考性に配慮した育成

Z世代は多様性を重視しているため、一律に扱われることを嫌います。個々の強みや思考性に配慮した人材育成をすることで、会社への満足度やモチベーションの向上に貢献し、その取り組みが採用における企業のブランド価値向上に繋がります。

これまでの人材育成は、年次や職種に応じて一律的なアプローチが一般的でしたが、今後は個々の特性や状況に応じたアプローチが重要です。


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まとめ

コロナ禍におけるテレワークにより、Z世代にあたる昨今の新入社員の育成が、多くの企業で課題になっています。十分にコミュニケーションが取れない環境下で、個々の新入社員の価値観やスキルを把握するには、どのような方法があるのでしょうか。

その解決策の1つとして効果的なのが、JTBベネフィットが提供するEVP向上サービス「flappi(フラッピ)」の活用です。

flappiでは、社員一人ひとりがPC上で各種サーベイに回答したデータを分析します。
これにより上司は部下の能力や価値観を把握でき、会社としても社員のデータを蓄積することで人事データを充実させ、戦略的な人材獲得や人員配置が可能となります。

また、社員本人にもデータを開示して自己理解を促すこともできます。
​​​​​​​それだけでなく、個々の分析結果に応じて自己成長のための具体的なアドバイスを与える機能も備わっているため、部下の自律的な成長を促すことができます。

人材育成には、従業員の自己成長をサポートし、EVPを高めるflappiを、ぜひご検討ください。


この記事のまとめ

・Z世代とは1997年から2012年に生まれた世代であり、「真のデジタルネイティブ」とも呼ばれる

・Z世代は高度デジタル社会で育ち、デジタルデバイスを利用したコミュニケーションに精通

・Z世代は個が自由に情報を発信する時代を生きており、多様な価値観を重要視

・Z世代はY世代(ミレニアル世代)以上にワークライフバランスを重視し、コト消費を好む

・Z世代の人材育成においては、個々の志向性や価値観に応じたマネジメントが重要


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