チームビルディングとは?知っておきたい基本情報と事例まとめ

チームビルディングに取り組む企業の従業員

企業の成長には、従業員の自律や個の知識、スキルアップが不可欠な一方で、チームでおこなうプロジェクトでは、メンバーと共通目標をもち成果を追うことが大切です。

このような場面において力を発揮するのが「チームビルディング」です。

2019年の流行語大賞を受賞した、ラグビー日本代表のスローガン「ONE TEAM」という言葉にもあるように、大きな目標を達成するにはチーム内での連携や協力が重要なポイントであり、これはスポーツでもビジネスでも同じです。

今回は、チームビルディングの概要から、実際に企業で取り入れられているチームビルディングの事例を紹介していきます。

目次[非表示]

  1. 1.チームビルディングとは?
    1. 1.1.チームビルディングとは
    2. 1.2.どのような時にチームビルディングが必要か
  2. 2.チームビルディングをおこなうメリット
    1. 2.1.コミュニケーションの活性化
    2. 2.2.チームのビジョンの共有と浸透
    3. 2.3.「このチームで目標達成したい」というモチベーションの向上
  3. 3.チームビルディングを知るうえで把握したい「タックマンモデル」
    1. 3.1.タックマンモデルとは
    2. 3.2.形成期
    3. 3.3.混乱期
    4. 3.4.統一期
    5. 3.5.機能期
    6. 3.6.散会期
  4. 4.実際におこなわれているチームビルディングの事例
    1. 4.1.ゲーム
    2. 4.2.ワークショップ
    3. 4.3.飲み会やランチ会などの開催
  5. 5.flappi(フラッピ)はAIの詳細な分析で、最適なチームビルディングを提案します

チームビルディングとは?

チームビルディングとは、どのような意味をもち、どのような時に必要な取り組みなのでしょうか?

チームビルディングとは

チームビルディングとは、チームメンバーが目標を共有し、その目標に向かって協同しながら業務を遂行していく組織作りの手法です。
メンバー個人のスキルを最大限に活かしつつ、強いチームを作るための手法として注目されています。

チームビルディングをうまく実践できれば、チームに相乗効果がもたらされ、メンバー一人ひとりの能力を超えるパフォーマンスを発揮することが可能です。

つまりチームビルディングでは、メンバー同士が互いの能力や個性を十分に理解し、周囲と密に連携しながら自分の役割を全うしようとすることで「個人×能力×チーム力」の成果が得られます。

どのような時にチームビルディングが必要か

チームビルディングは、チームが新たな変化を必要としている時や、変化が発生している時におこなう必要があります。

会社での具体例として、新規プロジェクトの発足時、新入社員や新規メンバーの合流時などです。新しく業務や人が動いているタイミングで実施することで、その後のチーム運営がスムーズになるでしょう。

また、チームビルディングの実施は対象者を限定しません。


新入社員

企業ビジョンの浸透から、社会人としての基本スキルまで教育


中堅社員

次世代のリーダーとなれる人材、組織改革を推進できる人材を育成


管理職

組織全体の方向性を牽引する力、人材育成スキルの研修


経営層

経営ビジョンを浸透、組織の一体感を高め企業を目標達成まで導く


上記のように、対象によってチームビルディングの目的は異なります。


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チームビルディングをおこなうメリット

チームビルディングによってONE TEAMになった部署のハイタッチ

以下からは、チームビルディングをおこなうことによってもたらされるメリットを3つ紹介します。

コミュニケーションの活性化

1つ目は、チームのコミュニケーションを活性化させられることです。

同じビジョンや目的に向かって業務を遂行していくと、おのずと会話やディスカッションの機会が増え、コミュニケーションが活発になります。

また、チームビルディングによりチーム内での「報連相(ホウ・レン・ソウ)」が積極的におこなわれるようになると、自分が直接的に関与していない業務に関しても「自分ごと」として扱う意識が生まれるでしょう。

その結果、メンバーに対する理解や信頼、思いやりの気持ちが芽生え、チーム内の人間関係がスムーズになります。


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チームのビジョンの共有と浸透

2つ目は、チームのビジョン共有と浸透です。

チームのビジョン共有と浸透は、日々の業務の中でも推進すべきですが、メンバーが惰性を感じると効果は薄れてしまいます。

そこで、新プロジェクトのキックオフや決起集会などで目標達成に向けたチームのビジョンを共有・浸透させ、メンバーの一体感につなげる必要があります。


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「このチームで目標達成したい」というモチベーションの向上

3つ目は、チームメンバーのモチベーションを向上させ、「このチームで目標を達成したい」と感じるようなチームを作ることができるという点です。

体を動かすアクティビティや、頭を動かすゲームなどを実施することで、チーム内の一体感が高まり、関係構築に好影響をもたらします。

アクティビティやゲームを通じて、「このチームで目標達成したい」「このメンバーでゲームをクリアしたい」という共通意識が生まれ、個々の役割が明確化されることで、チーム力の底上げが可能です。

さらに、アクティビティで得たこの一体感は、実際の業務においてもプラスの効果を発揮するでしょう。


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チームビルディングを知るうえで把握したい「タックマンモデル」

チームビルディングを実践するうえで理解しておきたいのが「タックマンモデル」です。
タックマンモデルの仕組みについて紹介します。

タックマンモデルとは

​​​​​​​タックマンモデルとは、心理学者のブルース・W・タックマンが提唱したフレームワークです。
このタックマンモデルでは、組織の成長段階が5つに分類されており、チームビルディングの指針となるフレームワークとなっています。

チームの現在地を認識することで、今後のチームの目指すべき方向性が明確となり、円滑なチーム運営に役立ちます。

タックマンモデルでは、組織の成長を形成期、混乱期、統一期、機能期、散会期の5段階に分けています。

形成期

形成期は、チーム発足の初期段階を示しています。
形成期はまだメンバー同士の理解や信頼関係も構築されておらず、チームとしての方向性も不明瞭のため、すべてが手探りの状態といえるでしょう。

まずはチームリーダーが中心となり、チームの目標や課題を見出すことや、メンバー間でお互いの個性や能力を理解することが、形成期においては重要です。

混乱期

初期段階を経てプロジェクトの目標が定まり、慣れが出てきた頃に訪れるのが混乱期です。

それぞれの関心がチームの目標ではなく、他者のおこないに向きやすい時期のため、他のメンバーに対して不満が生まれやすく、メンバー間での意見の衝突や対立が起こりやすい状態といえるでしょう。

混乱期はマイナスイメージを抱くかもしれませんが、価値観の異なる個人が集まったチームにおいては、衝突は起こって当たり前です。
むしろ、メンバー間の相互理解を深める絶好の機会といっても良いでしょう。

これを乗り越えれば、チームに一体感が生まれ、組織力が育っていくため、トラブルや意見の衝突、対立から逃げたり恐れたりせず、誠実に向き合っていくことが大切です。

統一期

統一期は、混乱期を乗り越えたことによりメンバーの相互理解が深まり、安定的な状態へ統一される段階です。各メンバーが自身の役割やチーム目標、やり方を理解しているため、チームとしての一体感があります。

統一期から次の段階へ移行するためには、メンバーの個性や能力を活かしたポジションを与え、全員の共感が得られる目標設定をおこない、全員が主体性をもって行動できる状態に導くことが必要です。

機能期

機能期は、チームが十分に機能している状態です。
メンバーが主体的に動いて自身の役割を全うし、他のメンバーをサポートしてフォローしあえる関係性が築けているため、チームの一体感が増し成果も見え始めます。

機能期を長期的に保つためには、リーダーとメンバーの密なコミュニケーションとサポートが欠かせません。

また、後述するゲームやアクティビティの実施により、楽しい時間を共有しコミュニケーションの活性化を促すことも良いでしょう。

散会期

散会期は、目標達成やその他の理由によりプロジェクトが終了したり、メンバーの異動、退職によってチームが解散したりする段階です。

チームビルディングが成功したか否かは、この時点でのメンバーの様子によって判断できます。
解散を惜しんだり、プロジェクトやメンバーを称賛する声が聞こえたりすれば、チームビルディングは成功したといえます。


このように、タックマンモデルには5つの段階が設けられています。
まずは、自分たちの現在地を確認することから始めましょう。


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実際におこなわれているチームビルディングの事例

チームビルディングのワークショップでディスカッションしているグループ

では、企業では実際にどのようなチームビルディングがおこなわれているのでしょうか?
ここでは、3つの事例を紹介します。

ゲーム

一見ビジネスとは相反するような、ゲームを活用した企業の事例です。

とある企業では、チーム発足時の緊張感が高い状態で、チームビルディングとしてゲームを取り入れたところ、メンバーの緊張感がほぐれて自然なコミュニケーションが生まれ、その後の業務もスムーズにおこなわれたそうです。

また、ゲームで勝利を収めるためには、チームで戦略を練り、各々が自身の役割を理解したうえで行動することが重要であるため、チームの結束感が高まったそうです。

ゲームには、ボードゲームやカードゲーム、クイズ形式のゲームなど室内でおこなえるものから、スポーツや登山、バーベキューなど、体を動かすアウトドアのアクティビティまで、様々なものがあります。

体を動かす機会が少ない職種の場合は、アウトドアのアクティビティでストレス発散、心身のリフレッシュを図るのも良いでしょう。


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ワークショップ

次に、参加・体験型のセミナーであるワークショップを取り入れた企業の事例です。

ワークショップは、参加者全員が目標達成のために共同作業をおこなうことで、集団の中において自分の役割やあり方を捉える力を身につけたり、主体性をもった行動を促進したりする効果があります。

ワークショップで経験する、課題解決方法の議論を繰り返しながら模索し、チームを最終目標達成まで導くという一連のプロセスは実務でも同じです。ワークショップで疑似体験することで、実際の業務に直結するスキルやチームワークの重要さを学べたといいます。


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飲み会やランチ会などの開催

飲み会やランチ会の開催も、チームビルディングの一環として取り入れることができます。
ゲームやワークショップでは、対象人数によってはさらに細かくチームに分ける必要がありましたが、飲み会やランチ会ではそのような必要はありません。

ある企業では、オフィスで顔を合わせているだけでは緊張感が拭えず、コミュニケーションが取りづらかったり、本心が言いにくかったりする状況を危惧し、飲み会を開催したところ、リラックスした状態で会話や意見交換ができ、メンバー間の親密度が高まったとのことです。

お酒が苦手なメンバーや、子供がいるメンバーが多いチームの場合は、就業後の飲み会ではなく、日中のランチ会が良いでしょう。


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チームビルディングは、組織運営には欠かせないものです。
人事担当の方で「自社のチームでは思うような成果が得られていない」と頭を悩ませている場合は、本記事を参考にタックマンモデルで現在地を確認することから、始めてみてはいかがでしょうか?

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