リモートワーク化に適した職種は?リモート化を成功させるコツ

テレワーク(リモートワーク)中の女性従業員

現在の外出自粛と働き方改革の推進により、ますます注目されているのがリモートワーク(テレワークの一種)です。企業がリモートワークを導入できれば、従業員がワークライフバランスを尊重しながら働ける環境を提供できますが、すべての職種に適しているとは言い難いのが現実です。

今回は、リモートワークに適する職種やリモート化を成功に導くために押さえておくべきことを紹介していきます。リモートワークを本格的に導入したいと考えている人事・総務担当の方は、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.リモートワークはどのような職種に適するのか
    1. 1.1.場所の制約を受けない職種
    2. 1.2.リアルでのコミュニケーションの必要性が薄い職種​​​​​​​
    3. 1.3.業務の独立性が高く連携しやすい職種
    4. 1.4.業績の評価が客観的な職種​​​​​​​
  2. 2.リモートワークに向いた職種
    1. 2.1.ITエンジニア
    2. 2.2.デザイナー
    3. 2.3.データ入力・処理
    4. 2.4.ライター
    5. 2.5.管理・ディレクター
    6. 2.6.マーケター
    7. 2.7.コンサルタント
    8. 2.8.医師
  3. 3.リモートワーク導入を成功させるには
    1. 3.1.コミュニケーションを合理化
    2. 3.2.十分な信頼関係を構築
    3. 3.3.自己管理を促す
  4. 4.リモートワークに適した職種を適切なサポートで成功させる

リモートワークはどのような職種に適するのか

リモートワークに適している職種には、リモートワークならではの弱点を克服できる条件が揃っている必要があります。まずは、リモートワークが適している職種の特徴について紹介していきます。

場所の制約を受けない職種

仕事場所の制約を受けない職種は、まさにリモートワーク向きといえるでしょう。現代はインターネット環境さえあれば、クラウド上でデータをやり取りしたり、互いの進捗を確認することが容易になっています。ほとんどの業務がパソコン上でおこなえる職種であれば、リモートワークが活躍するでしょう。

一方、特定の道具、場所を使用しなければならない場合は、リモートワークには向きません。例えば、製造業や接客業などは、決められた環境でなければ業務が成立しないため、リモートワークは不可能です。


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リアルでのコミュニケーションの必要性が薄い職種​​​​​​​

リアルでのコミュニケーションの必要性が薄い職種もリモートワーク向きです。先ほど触れたように、従業員が各々別の場所にいたとしても、メールやチャット、WEB会議システムなどを利用し問題なくコミュニケーションが取れるため、リモートワーク導入にあたって大きな問題はないでしょう。一方で、エステやマッサージなど、直接人に施術が必要な職種などに関しては、リモート化はできません。


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業務の独立性が高く連携しやすい職種

それぞれの業務の独立性が高く、チーム内外への連携がしやすい職種は、場所を問わずリモートで仕事を完結することが可能です。例えば、ITエンジニアはリモートワーク向きの代表的な職種といえるでしょう。

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業績の評価が客観的な職種​​​​​​​

上司の目が行き届かないリモートワークの導入は、客観的に成果がわかりやすい職種であることが求められます。そのため、明確に数値化できたり成果物が残ったりする職種が適しています。また、出勤している従業員とリモートワーカーが混在している場合は、評価の客観性を保たなければなりません。


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リモートワークに向いた職種

テレワーク(リモートワーク)中の男性従業員

では、具体的にリモートワークに適している職種はどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、8つの職種を紹介していきます。

ITエンジニア

ITエンジニアは、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアの開発をおこなう仕事で、パソコンとインターネット環境があればどこでもできる仕事のひとつです。求人サイトをみても、在宅勤務(自営業やフリーランスの場合は在宅ワークと言います)やリモートワークをうたっている多くの職種は、SEやプログラマーなどエンジニアと呼ばれる職種であることがわかります。基本的には一人で進められる仕事であり、工程によって連携が必要になってもオンライン上で完結するため、まさにリモートワークには適しています。

デザイナー

デザイナーとひと言でいっても、WEBデザイナーやグラフィックデザイナーなどさまざまな領域がありますが、基本的にはいずれも自分のスキルや経験、センスさえあれば、どこでもおこなえる仕事です。デザイナーは一人で完結する仕事であり、デザインした作品が成果物として残るため、リモートワークにはうってつけといえます。

データ入力・処理

データ入力・処理は、パソコンとインターネット環境、入力や処理に必要なWordやExcelなどオフィス系のソフトが利用できれば、場所を問わず仕事が可能です。作業の特性上、一人で黙々と進めることになるため、ほかのメンバーとのコミュニケーションもさほど必要がないでしょう。

ライター

ライターもデータ入力・処理と同様、パソコンとインターネット環境、文章を書くために必要なWordやメモ帳などのアプリケーションがあれば問題ありません。まれに取材やインタビュー案件もありますが、基本的にはすでにある情報をもとに執筆することが多くなります。ライターの仕事は、文字数や記事数により成果が明確にわかり、成果が客観的に判断できるため、リモートワークには最適です。

管理・ディレクター

管理・ディレクター業務は、部下の業務管理やプロジェクトの進行管理が主な業務領域となります。ツールなどを利用すればメンバーのスケジュールをリアルタイムで把握でき、コミュニケーションはチャットやWEB会議システムなどでおこなえるため、必ずしも社内に留まっている必要性はありません。

マーケター

マーケターは、市場調査や分析が仕事です。リサーチ、データ分析いずれもパソコン1台あれば完結できる作業のため、インターネット環境さえあればどこでリモートワークが可能です。

コンサルタント

コンサルタントは、お客様の課題解決をサポートし、目標達成に導く仕事です。マーケターの要素も含みますが、コンサルタントの方がよりお客様に近く広い領域をカバーする必要があります。対面でのやり取りは必要となりますが、WEB会議システムで対応することで、リモートワークが可能となります。

医師

医師は手術など患者に対して直接的な施術が必要な場合はリモート化できませんが、オンライン診療をおこなうことで部分的にリモートワークが可能です。患者はお手持ちのスマートフォンや電話から医療機関へ症状の相談をすることができ、予約、診療、薬の処方、会計までオンラインでおこなうことができます。

新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から、オンライン診療をおこなう要件が緩和されましたので、条件等については以下を参照ください。

出典:厚生労働省 オンライン診療に関するホームページ​​​​​​​


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リモートワーク導入を成功させるには

WEB会議システムを利用したテレワーク(リモートワーク)中の女性従業員

上記で挙げたリモートワークに適した職種であっても、スムーズにリモートワークを導入するためには、あらかじめ押さえておくべきポイントがあります。今回は、なかでも重要な3点を紹介します。

コミュニケーションを合理化

多くの人は「仕事はオフィスでするものであり、コミュニケーションは対面でなければならない」という慣習に縛られています。本来であればチャットやメール、WEB会議で済むはずのコミュニケーションを、オフィスで直接おこなうことに固執したり、あまり意味を成さない定例会議を慣習で続けていたりして、多くの労力や時間が奪われている可能性があります。

リモートワークの導入にあたっては、それらの慣習から脱却しなければなりません。不要不急なコミュニケーションは控え、臨機応変で適切なコミュニケーション方法の選択を徹底しましょう。


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十分な信頼関係を構築

リモートワークをおこなう上で大切なのは、従業員同士の信頼関係です。いくらコミュニケーション手段が豊富であるといっても、物理的、時間的なことが要因となりミスコミュニケーションを招く可能性は否めません。

そのため、リモートワークをスムーズに導入するには、オフィスで直接顔を合わせなくても、相手の状況を配慮し信頼し合える関係性の構築が重要です。オフィスにいる従業員たちとリモートワーカーとの間で、関係性に温度差が生まれない配慮もおこなっていきましょう。


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自己管理を促す

リモートワークになると、今まであった上司や同僚の目がなくなるため、モチベーションの持続が難しくなったり、プライベートとの切り替えがうまくいかなかったりする可能性があります。怠けようと思えばいくらでも怠けられる環境のため、リモートワークによってチームの生産性が低下するリスクも考えられます。そのため、導入初期は特に、従業員がうまく自己管理できるよう、会社や上司側でサポートすることが大切です。


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リモートワークに適した職種を適切なサポートで成功させる

リモートワーク化で従業員の自由な働き方を後押しすることは、従業員の人生における満足度に好影響をもたらすだけでなく、パフォーマンスや生産性の向上により、会社全体の利益をも生む可能性を秘めています。すべての職種が適応できる訳ではありませんが、今回の内容を参考に、リモートワーク化への取り組みを検討してみてはいかがでしょうか。

JTBベネフィットの「flappi(フラッピ)」は、リモートワークの導入に役立つサービスを提供しています。従業員の個人データを一元化し分析結果を可視化できるため、リモートワーカーの労働管理にも役立ちます。flappiで、スムーズなリモートワークの導入を実現してください。


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