【事例あり】従業員エンゲージメントの向上が社員・会社の成長につながる理由


チームワークやエンゲージメントを高める従業員

「従業員エンゲージメント」という言葉をご存知でしょうか?
従業員エンゲージメントとは、簡単にいうと「従業員の企業に対する信頼感」です。

従業員エンゲージメントを理解すると、優秀な人材の流出を防ぎ、高い充実感や満足感のもとパフォーマンスを発揮できる従業員を育成できます。

今回は、従業員エンゲージメントの内容からメリット、取り組み事例までを紹介します。
企業担当者の方や、他社の取り組みに興味関心がある方は、ぜひ参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.従業員エンゲージメントとは?
    1. 1.1.従業員エンゲージメントとは
    2. 1.2.「従業員エンゲージメント」、「従業員満足度」、「ロイヤリティ」の違い
    3. 1.3.エンゲージメントは簡単に測れるものではない
  2. 2.従業員エンゲージメントを高めることで得られるメリット
    1. 2.1.離職率の低下と採用コストの削減
    2. 2.2.業績・売上と顧客満足度の向上
    3. 2.3.従業員同士の良好なコミュニケーションの構築
  3. 3.従業員エンゲージメントを上げるポイント
    1. 3.1.社員のモチベーションの要因を知る
    2. 3.2.会社のビジョンや社会への価値を明確に伝え、全社員で共有する
    3. 3.3.社員同士の壁をつくらない活発なコミュニケーション
    4. 3.4.社員のパフォーマンスの正当な評価と適切なフィードバック
  4. 4.【事例】従業員エンゲージメント向上の手段と結果
    1. 4.1.企業のビジョンを明確化することで社員の自律化を高める
    2. 4.2.従業員エンゲージメントを測定、企業の弱い部分を把握し改善
  5. 5.まとめ~JTBグループでは従業員エンゲージメント向上を支援し、企業と従業員双方の成長を実現します

従業員エンゲージメントとは?

従業員エンゲージメントとは、具体的にどのような意味を指すのでしょうか?
また、混同しやすい「従業員満足度」や「ロイヤリティ」との違いについても紹介します。

従業員エンゲージメントとは

従業員エンゲージメントとは、従業員が企業の掲げるビジョンに共感し、自発的に企業成長に貢献したいと感じる意欲や、企業に対する愛着を表す指標とされています。

従来の日本では、終身雇用制度により、新卒から定年までひとつの企業で勤め上げることが常識となっていたため、必然的に従業員エンゲージメントが高まっていました。

しかし、終身雇用制度の崩壊により、従業員はより自分の求める待遇や条件、労働環境を与えてくれる企業を渡り歩くことが当たり前となり、企業は優秀な人材の流出を食い止めきれずにいます。

以前と比べて、自社や自社のサービスを愛し、熱い思いをもって生き生きと働き成果を出そうという従業員は減少し、従業員エンゲージメントの向上が難しい時代となっています。

「従業員エンゲージメント」、「従業員満足度」、「ロイヤリティ」の違い

従業員エンゲージメントと混同しやすい言葉として、「従業員満足度」と「ロイヤリティ」があげられます。

従業員が企業ビジョンへ共感することで生まれる「自社に貢献したい」という意欲を指す「従業員エンゲージメント」に対して、「従業員満足度」は、給与や休日、福利厚生などの待遇面や職場環境など、企業側から与えられるものに対しての満足度を指しています。

「ロイヤリティ」は、企業に対する忠誠心を指し、会社と従業員が一体となって同じ目標を追うこととなります。また、このロイヤリティは、従業員のみならず顧客に対しても使われる言葉です。
ロイヤリティによって、自社に対する愛社精神を育て、貢献力の高い従業員を育成できますが、主従関係になることで、自発性や判断力、想像力が損なわれる危険性があります。

エンゲージメントは簡単に測れるものではない

従業員エンゲージメントの度合いは、簡単に測ることはできません。

自社に対する愛着や思いは各々の心の中で感じているものであり、他者にわかりやすく数値化できるものではないためです。

アンケートなどにより数値化する手段はありますが、実施方法や設問の内容によって、正確な結果が得られない可能性もあるため、調査は綿密な計画のもと実施すべきでしょう。


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従業員エンゲージメントを高めることで得られるメリット

従業員エンゲージメントで会社の成長を表すステップ

従業員エンゲージメントを高めると、企業は以下のようなメリットが享受できます。

離職率の低下と採用コストの削減

従業員エンゲージメントが高まることで、離職率が低下し採用コストが削減できます。

従業員エンゲージメントが高い状態とは、従業員が自社の掲げるビジョンやミッションに共感し、自社が目指す方向性に疑いや不信感を持っていないため、愛社精神や帰属意識が十分に育てられている状態です。

そのため、優秀な人材の流出がなくなり、採用活動にかかるあらゆるコストの削減につながります。

また、従業員エンゲージメントが高まれば、万が一欠員が出ても、リファラル採用(現職社員からの紹介等の縁故採用)での充足が期待できます。

業績・売上と顧客満足度の向上

従業員エンゲージメントを高めると、比例して業績・売上や顧客満足度も向上します。

従業員エンゲージメントが高まり、従業員一人ひとりが熱意をもって高いパフォーマンスを発揮することで、相乗効果を生み出し、チームや企業全体の士気も高まります。

そして、顧客に対しても最大限のサービス提供がおこなえるため、結果的に顧客満足度の向上、業績・売上アップにつながります。

従業員同士の良好なコミュニケーションの構築

従業員エンゲージメントが高まると、従業員同士のコミュニケーションが良好になります。

全体的に従業員エンゲージメントが高い職場では、従業員の精神的安定が保たれているため、不要な衝突や摩擦がなくなり、従業員間の協力体制が強化されます。

従業員同士のスムーズなコミュニケーションが実現するため、生産性や業績向上も期待できるでしょう。


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従業員エンゲージメントを上げるポイント

従業員エンゲージメントを上げるためには、実際にどのようなことをおこなったらいいのでしょうか。ここでは、従業員エンゲージメントを上げるべく、まずは何から始めたらいいのかなど、基本的な取り組みについて紹介していきます。

社員のモチベーションの要因を知る

はじめに、従業員エンゲージメントを上げるために必要な要素を探る必要があります。

社員に企業ビジョンは浸透しているのか、何が社員のモチベーションを高める要因で、何に熱意を抱くのか、自社で何を実現したいのかという点について、アンケート形式で調査を実施し、企業側で把握することからはじめましょう。

そして、アンケート結果から、企業として従業員エンゲージメント向上のために必要な施策を検討し、実行に移しましょう。

会社のビジョンや社会への価値を明確に伝え、全社員で共有する

従業員エンゲージメントを上げるためには、定期的かつ継続的に社員に対してビジョンを伝え続けることが重要です。

業務に手いっぱいとなり視野が狭くなっている社員も、自社のビジョンや社会的影響力、貢献度をあらためて理解することで、自身が会社にとってどのような業務に携わり、貢献できているか実感できるため、それが結果的に従業員エンゲージメントを上げることにつながります。

ビジョンの浸透には、時間と労力が必要です。
役員や上司が熱意をもってビジョンを語る姿をみて、感化される部下もいるでしょう。定期的かつ継続的に伝え、話し合える場を設けるようにしましょう。

社員同士の壁をつくらない活発なコミュニケーション

立場や年齢、性別を超えて、社員同士のコミュニケーションを活発におこなうことは、従業員エンゲージメントが上がるポイントとなります。

企業ビジョンに共感していても、社内の人間関係が良好でなければ、従業員エンゲージメントは低下してしまいます。

また、政府が推進しているテレワークは、会社以外の場所で社員が個々の業務をおこなうため、コミュニケーションが希薄になりがちです。

従業員エンゲージメントを上げるためには、「このチームで頑張って成果を出したい」「あの上司に貢献できる仕事がしたい」という、良好な人間関係がベースにある状態が望ましいですので、テレワークでも気軽にコミュニケーションがとれる機会を設けるなどの配慮が必要です。

社員のパフォーマンスの正当な評価と適切なフィードバック

従業員エンゲージメントを上げるためには、会社の正当な評価と適切なフィードバックが欠かせません。
特に、テレワークは前述のとおりコミュニケーションが希薄になるほか、周囲に会社関係の目が届かない場所で黙々と業務に取り組むため、従業員エンゲージメントが低下しやすい傾向にもあります。

どの社員も、自分の仕事ぶりが認められずフィードバックも得られない状況が続けば、徐々に従業員エンゲージメントは低下していきます。

社員は、自分の頑張りが認められ評価され、なおかつ会社から必要とされている実感が得られれば、さらに会社への貢献心を高め、従業員エンゲージメントも上がります。

企業側は、人事評価制度を整備し、きちんと運用していく必要があります。


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【事例】従業員エンゲージメント向上の手段と結果

テレワークでエンゲージメントを高める従業員

多くの企業が、従業員エンゲージメントの改善や向上を目指しています。
ここからは、従業員エンゲージメント向上に取り組んだ企業の事例を紹介します。

企業のビジョンを明確化することで社員の自律化を高める

企業ビジョンを明確化し、従業員エンゲージメント向上に成功した企業A社の事例です。

ビジョンの公開範囲を限定せず、顧客のみならず社員からも納得されるビジョンを掲げ発信したことで、共感した社員がそのビジョンを実現すべく自ら進んでアクションを起こすようになりました。

また、マニュアルにより業務を定型化しすぎず、企業ビジョンに基づいたサービスを推奨しているため、それもまた社員の自主性や創造性を高め、自発的にビジョンの実現を目指す状態を実現できているとのことです。

従業員エンゲージメントを測定、企業の弱い部分を把握し改善

従業員エンゲージメントを数値化したことで、自社の弱点を把握し改善できた企業B社の事例です。

一般的に、従業員エンゲージメントの指標は、企業によって異なるため他社からはわかりづらいものですが、この企業では社内アンケートやインタビューを通じて、従業員エンゲージメントを測定し数値化したそうです。

その結果、自社の弱点をあらためて把握でき、従業員エンゲージメント向上のために取り組むべき課題が明確化されたといいます。

実際に、生産性向上やワークライフバランスのため、自宅での作業を希望する社員向けに「在宅勤務制度」を設けたところ、従業員エンゲージメントの向上につながったとのことです。


まとめ~JTBグループでは従業員エンゲージメント向上を支援し、企業と従業員双方の成長を実現します

働き方が多様化した現代では、従業員エンゲージメント向上への取り組みが、企業の未来を左右するといっても過言ではありません。

従業員エンゲージメントを高めるためには、場当たり的な対応ではなく、長期視点での取り組みが必須です。
自社にあったやり方を模索しながら、進めていきましょう。

JTBグループでは、以下「私たちが大切にすること」をビジョンに掲げ、全社をあげて従業員エンゲージメント向上に取り組むとともに、法人向けのさまざまなサービス提供をおこなっています。


JTBグループの「私たちが大切にすること」
・自律創造型社員としての行動
・多様性を持った社員一人ひとりが、意欲的に能力と個性を発揮すること
・「人財(※)」として、新たな価値を創造し続けること


一例として、JTBベネフィットが提供する「flappi(フラッピ)」は、従業員データを分析・可視化し、各々に最適なコンテンツを提供することで、企業の社員育成や従業員エンゲージメント向上の支援をしています。

また、従業員一人ひとりのデータを可視化することで、従業員自身が自分の価値を再認識できるため、モチベーションやパフォーマンス向上のきっかけにもなります。

企業と従業員、双方の持続的な成長を実現する「flappi」の導入を、ぜひご検討ください。


※JTBグループでは、社員の成長・活カが会社の成長、グループの発展を支えるという基本理念のもとで人は財産であるとし、「人材」を「人財」と表記しています。


  flappi(フラッピ) 従業員の「能力」と「EVP」を高め、企業の持続的成長をサポートする。EVP(従業員価値提案)を創造して組織の発展や従業員の成長に向けたソリューションを提供します。 株式会社JTBベネフィット


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