自社オフィスで従業員を健康に!健康経営オフィスの概要と取り組み事例を紹介

​​​​​​​健康増進のためにスポーツクラブを利用する従業員

企業成長や事業拡大、安定経営には、事業を支える従業員の良好な健康状態が重要です。従業員の健康は、仕事のモチベーションやパフォーマンスに直結するだけでなく、従業員の充実した人生の実現にも欠かせません。

今回は、従業員の健康促進に取り組むべき理由や近年注目されている「健康経営オフィス」について、自社内で試せる施策などを紹介します。従業員の健康促進は、企業における重要な経営課題の一つです。健康促進について学び、自社に最適な取り組みを探っていきましょう。

目次[非表示]

  1. 1.企業が従業員の健康促進に取り組むべき主な理由
    1. 1.1.従業員の健康=企業の成長だから
    2. 1.2.従業員の医療費削減につながるから
    3. 1.3.企業イメージを向上させるから
    4. 1.4.プレゼンティーズム・アブセンティーズムを解消できるから
  2. 2.従業員の健康を促進する「健康経営オフィス」とは?
    1. 2.1.健康経営オフィスとは
    2. 2.2.オフィスでの健康増進をかなえる7つの行動
    3. 2.3.健康経営オフィスを作るには?
  3. 3.自社のオフィス内でできる健康への取り組みとは?
    1. 3.1.自社オフィス内やで自宅できる健康イベントを開催する
    2. 3.2.会社敷地内や周辺の清掃活動
    3. 3.3.健康メニューを提供
    4. 3.4.スタンディングワークスペースの設置
  4. 4.まとめ~オフィスでの健康への取り組みで、企業も従業員も元気に!

企業が従業員の健康促進に取り組むべき主な理由

なぜ企業は、従業員の健康促進に取り組むべきなのでしょうか?ここでは、主な理由を4つ紹介します。

従業員の健康=企業の成長だから

企業の事業を司っているのは従業員です。そのため、従業員の健康は、企業の成長とイコールであるといっても過言ではありません。従業員の健康が損なわれると、仕事に向かうモチベーションやパフォーマンス、成果物のクオリティが低下します。
その状態が長期化すれば業績に及ぶ影響は拡大するだけでなく、休職や離職が増えれば人材不足による業務負荷を招くため、従業員の働き方そのものが甚大なダメージを受けることになるのです。

従業員の医療費削減につながるから

従業員の健康が保たれれば、企業が負担する医療費の削減につながります。従業員の傷病者が増えれば、企業や健康保険組合が医療費を負担することになるため、企業経営を圧迫する要因になるでしょう。

企業イメージを向上させるから

従業員の健康促進に対する取り組みが社外に認知されると、「従業員の健康状態まで配慮する優良な企業」というポジティブなイメージが作り出されます。企業イメージが向上すると、顧客からの信頼が増して業績に好影響をもたらしたり、求職者へのアピールにつながり母集団形成に効果を発揮したりします。
さらに、既存社員が安心感を抱くことにより優秀な人材の長期保有が可能となるため、離職率の減少が期待できるでしょう。

プレゼンティーズム・アブセンティーズムを解消できるから

従業員の健康が促進された結果、プレゼンティーズムやアブセンティーズムの解消が可能となります。従業員の健康促進の取り組みは、従業員の健康状態を良好に保ち、企業活動の進展を促します。


プレゼンティーズム

従業員が健康状態の優れない状態で出勤し、生産性が低下している状態


アブセンティーズム

体調不良による遅刻や早退、欠勤、休職をしている状態


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従業員の健康を促進する「健康経営オフィス」とは?

オフィスで談笑している従業員

従業員の健康促進にあたり、「健康経営オフィス」というキーワードが注目されています。
ここでは、健康経営オフィスの概要や作り方について紹介します。

健康経営オフィスとは

平成27年度に経済産業省が発表した「健康経営オフィスレポート」では、健康経営オフィスを以下のように定めています。

健康を保持・増進する行動を誘発することで、働く人の心身の調和と活力の向上を図り、ひとりひとりがパフォーマンスを最大限に発揮できる場のこと
参照:経済産業省 健康経営オフィスレポート

従業員の良好な健康状態の保持、疾病予防のサポートはもちろん、従業員のモチベーションや企業全体の活気の向上を目的としています。


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オフィスでの健康増進をかなえる7つの行動

先述した「健康経営オフィスレポート」では、オフィスにおける健康増進をかなえる行動が7つ定義されています。健康増進をかなえる7つの項目と、項目に対する主な行動は以下のとおりです。


1.快適性を感じる

姿勢を正す
従業員にとって快適な触感、空気、光、音、香り、パーソナルスペースを保つ


2.コミュニケーションする

気軽な会話
挨拶、感謝の言葉のやりとり
笑う
共同作業により会社や同僚を知る


3.休憩・気分転換をする
飲食
雑談
遊ぶ
しっかり昼休みをとる
仮眠、安静にする
一人になる
音楽を聴く
インターネットを閲覧
整理整頓をする
マッサージを受ける


4.体を動かす

座っている時間を減らす
歩く
階段や健康器具の利用
ストレッチ


5.適切な食行動をとる

昼食や間食の摂り方の工夫


6.清潔にする

手洗い、うがい
身の回りの清掃


7.健康意識を高める

健康情報の収集
自身の健康状態のチェック


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健康経営オフィスを作るには?

健康経営オフィスを作るには、従業員のストレスが蓄積されにくいオフィスを設計する必要があります。


騒音などに配慮し、パーソナルスペースを確保する

従業員のストレス緩和や生産性向上には、オフィスでのパーソナルスペースの確保が重要です。隣の従業員との距離感が近すぎたり、電話や会話が多いチームが隣接していたりすると、本人が意識せずともストレスを溜めてしまう問題に発展する可能性があります。企業側は、オフィス内のレイアウトと共に、騒音に対する配慮もおこないましょう。


長時間座っても疲れない椅子を用意

長時間座っても疲れない椅子を用意しましょう。デスクワークが多くなると必然的に椅子に座る時間が長くなるため、腰痛などの不調を引き起こす可能性が高まります。これは、在宅勤務でも同じことがいえます。

疲れにくい椅子は以下のような特徴があります。

背もたれが高い
高さ、角度調整が可能
ひじ掛けがある

オフィスで座席の数だけ椅子を用意するのはコスト負担が大きいかもしれませんが、従業員の良好な健康状態や生産性の保持に高い効果を発揮します。従業員の健康管理と企業の成長のための先行投資と考えてみましょう。


仕事に適切な明るさの照明を設置

オフィスの照明が明るすぎたり暗すぎたりすると、眼精疲労や視力低下、頭痛などの体調不良を引き起こす原因となります。そのため、仕事に適切な明るさの照明を設置することが重要です。

作業場(オフィス)の照度は、労働安全衛生法によって以下のように定められています。

精密な作業:300ルクス以上
普通の作業:150ルクス以上
粗な作業:70ルクス以上

上記の基準を下回らない数値、かつ従業員に負担やストレスがかからない照度の照明を設置しましょう。


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自社のオフィス内でできる健康への取り組みとは?

健康経営を推進している企業で施策に取り組む従業員

これからは、「従業員の健康は企業が守る」という姿勢が重要となってきます。では、自社オフィスで実践できる健康への取り組みにはどのようなものがあるのでしょうか?
実例をあわせて4つの方法を紹介します。

自社オフィス内やで自宅できる健康イベントを開催する

健康イベントを開催すると、従業員が気軽に参加しやすく、無理なく運動不足解消を促進できます。以下は、オフィスで実施できるイベントの一例です。


RenoBody

RenoBodyは、歩くだけで「WAONポイント」がたまるアプリです。
歩数が可視化され、ポイント付与という特典が用意されていることで、楽しみながらウォーキングを習慣化できます。


RIZAPウェルネスプログラム
体験型健康セミナー
オンライン健康セミナー

RIZAPウェルネスプログラムは、CMで知名度を上げたRIZAPが展開する法人向け健康セミナーです。トレーナーがオフィスに出張してオリジナルプログラムを受けたり、オンラインでプログラムやeラーニングの受講も可能です。


全国健康づくりオンラインレッスン

スポーツクラブ運営などを中心に展開するルネサンスのオンラインプログラムでは、リアルタイムで運動プログラム、セミナーを実施しており、個別レッスンのようにインストラクターが指導するため、気軽に質問して健康に関する悩みを解消することができます。


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会社敷地内や周辺の清掃活動

健康増進の取り組みの一環として、会社の敷地内や周辺地域の清掃活動をおこなっている企業もあります。清掃活動によりクリーンな環境が保たれるだけでなく、清掃活動を通して社内外の人たちとのコミュニケーションのきっかけが生まれるメリットがあります。


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健康メニューを提供

今すぐ取り入れられる方法として、食生活の改善が挙げられます。社員食堂の設置、メニューの見直し、バランスの良い健康的なメニューを提供することで、従業員の健康増進をサポートしている企業もあります。自社で取り組む場合は、従業員が取り入れやすい価格設定、飽きないメニュー構成を考慮しましょう。

社員食堂の設置がかなわない場合は、福利厚生費として食事補助制度を導入することもよいでしょう。この場合は、オフィスだけでなく在宅勤務でも利用が可能となり、出社していなくても従業員の健康管理が可能です。JTBベネフィットでは、福利厚生で利用できる食事補助サービスとして「チケットレストラン」を提供しています。


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スタンディングワークスペースの設置

立って仕事ができる、スタンディングワークスペースを設置した企業もあります。オフィスワークで1日中座ったまま仕事をしている状態は、腰痛や肩こりなどの体調不良やエネルギー消費の低下を招きます。

従来のデスクスペースとスタンディングワークスペースを分けることで、自然に運動量が増加するだけでなく、状況による使い分けも可能です。


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まとめ~オフィスでの健康への取り組みで、企業も従業員も元気に!

健康経営オフィスは、従業員、企業双方にメリットをもたらす取り組みです。企業の基盤を支える従業員が、より長く、楽しく、健康的に働けるオフィス作りをおこなうと同時に、長く働き続けられる環境を整備していきましょう。

JTBベネフィットでは、先に紹介した「RenoBody」、「RIZAPウェルネスプログラム 健康体験型セミナー」、「RIZAPウェルネスプログラム オンライン健康セミナー」、「全国健康づくりオンラインレッスン」「チケットレストラン」を含め、オフィスで従業員の健康増進をサポートする、さまざまなサービスを提供しています。

企業と従業員の健康を守るJTBベネフィットのサービスを、ぜひご検討ください。


  RenoBody スマートフォン用歩数計アプリ「RenoBody」を活用し、企業や健保組合のウォーキングイベントが簡単に開催できます。参加者の方はスマホや機器を使って活動データを計測しながら、個人やグループ対抗のランキングイベントや、ウォークラリーをお楽しみいただけます。管理者の方は、期間中の活動・記録データをPCの管理画面から確認したり、ダウンロードする事が可能になります。 RenoBodyウォーキングイベントサービスは、多くの企業様や健保組合様、自治体にご利用いただいており、 健康経営への取り組み、健康経営優良法人やホワイト500の認定サポートにご活用いただけます。 株式会社JTBベネフィット


  体験型健康セミナー RIZAPウェルネスプログラムの「体験型セミナー」です。累計会員実績13万人以上のダイエット指導をしてきたRIZAPが、企業の従業員様の「不健康な生活習慣を改善・定着化にコミット」致します。 株式会社JTBベネフィット


  オンライン健康サービス RIZAPウェルネスプログラムの「オンライン健康サービス」です。集合型研修やセミナー開催が難しい企業様におすすめのサービスです。健康増進や社内コミュニケーション活性化をオンラインサービスで浸透させていきましょう。 株式会社JTBベネフィット


  ルネサンス「全国健康づくりオンライン・アーカイブレッスン」 在宅勤務での、メタボ・生活習慣病要望・コミュニュケーション増進に活用できるオンライン健康レッスン。 ZOOMで受講ができるため全国の従業員様の健康増進にお役立ていただけます。 株式会社JTBベネフィット


  チケットレストラン(食事補助) | JTBベネフィット チケットレストラン(食事補助)は、従業員に満足度の高い昼食を毎日提供可能です。福利厚生として全国59,000 店以上の飲食店やコンビニで利用することができ、毎日15 万人がランチを楽しんでいます。さらに他の福利厚生に比べ会社・従業員ともにコストメリットがあります。 株式会社JTBベネフィット


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