社員のメンタルヘルスを守れ!メンタル不調の主な原因と効果的なメンタルケア法

​​​​​​​社員のメンタルヘルスを企業が守るための取り組みイメージ

企業にとって何よりも大切なのが、社員です。社員にはのびのびと仕事をしてほしいと思うものですが、実際のところはメンタルを崩して休職したり、退職したりする人が増えています。
今回は、社員が働く中でメンタルヘルス不調に陥ってしまう理由について解説していきます。また、メンタルヘルス対策を交えながら、貴重な人材を守って意欲的に働いてもらう方法についても考えていきましょう。

目次[非表示]

  1. 1.社員がメンタルの不調を訴える原因とは?
    1. 1.1.長時間労働・業務過多
    2. 1.2.職場の対人関係
    3. 1.3.ハラスメント
    4. 1.4.低賃金
    5. 1.5.目標達成へのプレッシャー
    6. 1.6.役割・地位の変化
  2. 2.新入社員ほどメンタルが弱い?ケアが必要になりがちな理由を紹介
    1. 2.1.新入社員になると、学生時代と生活が一変するから
    2. 2.2.理想と現実のギャップに悩む機会が多いから
  3. 3.社員のメンタルヘルスを守る~予防的メンタルケア方法とは?
    1. 3.1.メンタル不調を起こしにくい職場作りを心がける
    2. 3.2.社員自身にストレスの管理法を学ばせる
    3. 3.3.社員の勤怠状況を把握する
    4. 3.4.社員の心の不調をいち早く察知する
    5. 3.5.一度メンタルの不調を起こしてしまった人はアフターフォローを
  4. 4.社員のメンタルの不調は事前に防ぎましょう!

社員がメンタルの不調を訴える原因とは?

社員のメンタルヘルスケアをおこなうためには、まず、メンタル不調となった原因を知ることが大切です。社内で起こるメンタルの不調には、以下のような様々な原因が考えられます。

長時間労働・業務過多

メンタル不調の原因で多いのが、長時間労働や業務過多です。
長く仕事をするほどに集中力や意欲、生産性が低下するため、社員のモチベーションも当然下がってしまいます。仕事がなかなか終わらないと、さらにモチベーションが下がって作業効率が悪くなり、精神的に追い詰められるという悪循環に陥ります。


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職場の対人関係

企業の規模にもよりますが、職場では毎日複数人と顔を合わせ、ともに仕事をしたり、食事をしたりするものです。在宅勤務であっても、場合によってはオンラインツールを活用してコミュニケーションをとる必要があります。その中で、どうしても気が合わない人がいるのは普通のことですが、そのような人とコミュニケーションがスムーズに取れないことが続けば、精神的負担となります。
うまくコミュニケーションが取れない、性格が合わないなどの理由で、上司・部下・同僚との対人関係について悩んでいる人は少なくありません。


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ハラスメント

職場の人間関係で悩む原因には、パワハラ・セクハラと言われるようなハラスメントも含まれます。例えば、上司という立場を利用した物言いをしたり、仕事を押し付けたりするなど、職場での権力を盾におこなわれるハラスメントが、メンタル不調の原因になることも少なくありません。


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低賃金

仕事量に見合わない低賃金によってモチベーションが下がり、メンタル不調になるケースもあります。苦労をして仕事をした見返りが適切に給与に反映されていないと、やる気や生産性の低下につながるだけでなく、メンタル不調を招くことがあります。


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目標達成へのプレッシャー

売り上げノルマなどを設定して目標達成を目指す部署がありますが、このような目標達成へのプレッシャーは推し量れません。目標を達成できなかった際の責任や、周囲との比較などが社員のプレッシャーにつながり、メンタル不調を引き起こすこともあります。


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役割・地位の変化

企業におけるポジションの変化も、社員がメンタルの不調を訴える原因となることがあります。昇進によって大きな責任を負ったり、プロジェクトに抜てきされて重要な役割を任されたりすると、周囲からの期待が重荷となり本人にとって大きなストレスとなってしまうのです。


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新入社員ほどメンタルが弱い?ケアが必要になりがちな理由を紹介

メンタルヘルス不調で社外で悩んでいる従業員

メンタル不調に陥る人は様々ですが、特に、新卒の新入社員がメンタルの不調に陥りやすい傾向にあります。
ここでは、新入社員がメンタル不調に陥りやすい理由について解説します。

新入社員になると、学生時代と生活が一変するから

社会人になると、学生時代とは生活が大きく変化します。社会人になれば、仕事のために出勤や在宅勤務のための準備をしなければなりません。
そういった学生時代の生活とのギャップに苦しみ、メンタル不調に陥ってしまう新入社員がいます。また、学生時代にはなかった仕事へのプレッシャーや責任を感じることも、新入社員がメンタル不調に陥る大きな要因といえるでしょう。

理想と現実のギャップに悩む機会が多いから

「会社に入ったら、自分のやりたかった仕事にしっかり取り組もう」と意気込んでいた新入社員も、メンタル不調に陥る傾向があります。例えば、実際は希望しない部署で仕事をすることになったり、上司・先輩に厳しくされたりして、思い描いていた社会人像とのギャップがある場合です。
このように、実際の仕事が理想とはほど遠いと感じると、「このままで良いのか」と悩み、メンタル不調に陥ってしまいます。


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社員のメンタルヘルスを守る~予防的メンタルケア方法とは?

社内で良好なコミュニケーションをとる従業員

社員のメンタルを守るために、企業では何ができるのでしょうか。
具体的な予防法について紹介します。

メンタル不調を起こしにくい職場作りを心がける

そもそも、メンタル不調が起きないような職場作りを心がけましょう。
例えば、適切な仕事量を割り振ることや、1on1ミーティングなど面談の実施を含め、気軽に何でも相談できる環境を整えることなどです。

仕事量が膨大である場合は、適切なスケジュール調整をして負担を減らしたり、チームを作って均等に割り振ったりするなどの対策が考えられます。また、各社員がどれくらいの仕事量を抱えているかをリストアップしてみるのも有効です。各々のタスクや仕事量を可視化することで、業務を整理しやすくなります。

社員自身にストレスの管理法を学ばせる

社内だけでなくプライベートでも、ストレスを受けることは誰にでもあり得ることです。
ストレスを受けてふさぎ込む、仕事が手につかなくなるということがないように、社員自身にもストレスの管理法を学んでもらいましょう。

企業側だけが努力をしても、メンタルケアを徹底することは難しいものです。ですから、社員にもストレス管理法についての知識を持ってもらい、自分でストレスを上手に解消できるようにしていきましょう。

社員の勤怠状況を把握する

社員の勤怠状況を定期的に確認しましょう。勤怠状況を確認すれば、欠勤が多い社員に対してヒアリングでき、メンタル不調があった場合でもいち早く気づくことができます。
特に、突発的な休みがあったり、不自然な欠勤が続いたりする場合は注意が必要です。

社員の心の不調をいち早く察知する

社員のメンタル不調には、先手を打つことが非常に大切です。先回りして適切なケアをおこなえば、不調をいち早く察知して悪化を防ぐこともできます。

例えば、JTBベネフィットで提供している健康支援サービスの「コンケア」も有効です。コンケアは社員のコンディション変化を可視化できるため、社員のメンタルヘルスに課題を抱えている企業や健康経営に積極的に取り組む多くの企業で利用されています。
コンケアによって離職率が50%低下したというデータもあり、社員に対する細やかなフォローが難しいという企業が積極的に導入しています。

コンケアを導入することで、社員のメンタルケアをサポートするためのリソースが自社にないという企業でも、きめ細やかなサポートをおこなえるという評判をいただいています。これは、社員の不安を知るだけでなく、企業の改善点を知るきっかけにもなります。

一度メンタルの不調を起こしてしまった人はアフターフォローを

メンタル不調は、様々な理由が積み重なって起こるものです。解決は容易ではなく、時間もかかります。また、メンタル不調が改善したとしても、いつ再発するかわかりません。
メンタル不調は再発しやすいため、アフターフォローが非常に大切です。

もちろん、社員がメンタル不調を起こす前に、未然に防ぐための取り組みも大切です。
メンタル不調は未然防止をはじめ、早期発見、早期治療をおこない、再発しないようにアフターフォローを手厚くおこないましょう。治療のために休暇を与える、時短勤務にするなどは、できる限り対応すべきです。


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社員のメンタルの不調は事前に防ぎましょう!

社員が元気に仕事をしたり、プライベートを楽しんだりするためには、体だけでなく心も健康でなくてはなりません。そのためには、社員のメンタル不調の兆候をいち早く察知して、できるだけ早く適切な対応をしましょう。そうすることで、仕事に大きな影響を与えることなく、社員が大きなメンタル不調に陥ることを防ぐことができます。

職場での不安や疑問がある場合、JTBベネフィットのコンケアを導入すれば、社外のカウンセラーなどへの無料電話相談によるサポートが受けられるほか、社員のメンタル管理をスムーズにおこなうことが可能です。また、ストレスチェックサービスを利用することで、事前に社員のストレス度を把握でき、この結果をもとにして早急に予防策も考えられます。社員の心の健康を守るために、ぜひコンケアの導入をご検討ください。


  コンケア 従業員の日々のコンディションを見える化し、不調者の早期発見をサポートするサービスです。 株式会社JTBベネフィット


  ストレスチェック 平成26年(2014年)6月に国会で可決・成立、平成27年(2015年)12月に施行となった改正労働安全衛生法「労働安全衛生法の一部を改正する法案」に対応したストレスチェックで、Web及びペーパーにて実施が可能です。 検査項目は、厚生労働省が検査の標準項目の参考とする「職業性ストレス簡易調査票」をベースとした「新職業性ストレス簡易調査票」を採用、“ティーペックのEAP ノウハウ” と“NTT データの健康管理システムの開発・運用ノウハウ” を融合し、従業員情報を一元管理できるストレスチェックサービスを協同開発しました。 株式会社JTBベネフィット


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