アニバーサリー休暇とはなにかやさしく解説!規定やメリット、導入企業とは

アニバーサリー休暇とはなにかやさしく解説!規定やメリット、導入企業とは

働き方改革の実施が求められているなかで、アニバーサリー休暇制度を導入する企業が増えています。しかし、具体的にどのような制度なのか詳細を認識できておらず、導入に踏み切れない企業も多いのではないでしょうか。そこで、アニバーサリー休暇とはなにか、定めるにあたって確認しておくべきポイントやメリットを解説します。

目次[非表示]

  1. 1.アニバーサリー休暇とは
    1. 1.1.アニバーサリー休暇普及の背景
    2. 1.2.有給/無給といった休暇の扱い方を決定する
    3. 1.3.就業規則の変更について
    4. 1.4.制度を利用してもらうための取り組み
  2. 2.アニバーサリー休暇のメリット
    1. 2.1.家庭の事情に合わせた休暇取得と従業員の気分転換
    2. 2.2.有給消化率の向上
    3. 2.3.採用時に企業の強みになる
  3. 3.アニバーサリー休暇と働き方改革の関係性
  4. 4.まとめ

アニバーサリー休暇とは

企業での導入が進められているアニバーサリー休暇は、従業員それぞれが設定した記念日に休暇を取得できる制度です。記念日をどのように設定できるかは会社によって違いがあるものの、基本的に従業員一人一人が自分の好きな日、大切な日を記念日として設定できます。

例えば、結婚記念日や誕生日といった日付だけではなく、大きなプロジェクトを完了させた日や日頃頑張っている自分へのご褒美として休暇を取れる会社も多いです。さらに、アニバーサリー休暇を取る際には現金を補助している企業もあるため、充実した休日を過ごせるとして注目を集めています。

アニバーサリー休暇普及の背景

有給取得については労働者の権利として認められているものですが、「積極的に有給を取得しにくい環境で働いている人が多い」ということがアニバーサリー休暇普及の背景になっているといえます。アニバーサリー休暇を導入し、企業が有給を消化しやすい雰囲気を用意することにより、ワークライフバランスがとれ、従業員の働くモチベーションを上げることにつながります。さらに、アニバーサリー休暇が注目を集めている理由は、有給消化率を上げる効果が期待できるためです。政府は、2020年までに有給消化率七割を目標としているものの、現段階で五割にも届いていません。

有給取得率が向上しない原因としては、休暇を取得することによってチームに迷惑をかける、プロジェクトの遅延、業務に支障をきたすなどが挙げられます。他の社員への気遣いから、有給消化率が向上しないという状況です。アニバーサリー休暇を導入することによって、他の社員に休暇取得の理由をスムーズに認識してもらうことが可能となります。また、アニバーサリー休暇であれば突然休暇を取得する状況とは異なり、あらかじめ休日を設定することになるため、業務のスケジュールもコントロールしやすくなることがメリットです。

それでは、実際に企業側がアニバーサリー休暇を設定するためには、どのようなポイントを押さえれば良いのでしょうか。

有給/無給といった休暇の扱い方を決定する

アニバーサリー休暇は、法律で定められている休暇ではないため、企業が有給・無給を決めることが可能です。アニバーサリー休暇などの法定休暇ではないものについては無給にしている企業が多いものの、無給となると休暇を取得した分の給与をもらえず欠勤状態となり、従業員が積極的に利用しないケースがあるため注意しましょう。さらに、アニバーサリー休暇を整備する場合に、労働組合のある会社は労使協会と協議することも重要です。

就業規則の変更について

アニバーサリー休暇を定める時には、就業規則にも規定しなければなりません。個人の記念日や誕生日など、「アニバーサリー一億総活躍社会に向け、長時間労働が原因による過労死や非正規雇用と正規雇用の待遇の違いなど、「働き方」に関する問題の改善が必要であるとされています。しかし、長時間労働や非正規雇用など、現段階で常態化している問題をすぐに変更」として認められる記念日をどのように定義するのかを記載します。

また、有給休暇とは異なり、取得や申請の時期についても詳細を明記しなければなりません。例えば、記念日当日だけ取得できるものとすると、業務スケジュールを調整できなくなり、アニバーサリー休暇を取得できない従業員も出てしまうため、記念日当日だけではなく前後数日を取得可能日に設定するなどの配慮が必要です。

制度を利用してもらうための取り組み

アニバーサリー休暇制度を設定するだけで、従業員が積極的に利用してくれるわけではありません。アニバーサリー休暇制度を設けた理由、どのように利用してもらいたいのか、どの程度活用してほしいのかなどをあらかじめ決定し、広く認知してもらう必要があります。アニバーサリー休暇制度だけを作成しても、従業員が活用していなかったり活用しにくかったりするのであれば、設定する意味がありません。

反対に、アニバーサリー休暇制度に魅力を感じて入社した従業員が、入社をした後に休暇を取得できず職場環境に違和感を覚える原因にもなってしまいます。アニバーサリー休暇を設定する際には、広く認知してもらう方法、積極的に活用してもらうための行動なども決めておく必要があるでしょう。


アニバーサリー休暇のメリット

アニバーサリー休暇を制定するメリットは、以下の3つ挙げられます。

・家庭の事情に合わせた休暇取得と従業員の気分転換
・有給消化率の向上
・採用時に企業の強みになる


上記3つのメリットが企業にとってどのような影響をあたえるのか具体的に以下の章で解説していきますので見ていきましょう。

家庭の事情に合わせた休暇取得と従業員の気分転換

アニバーサリー休暇は、自分の誕生日だけではなく家族の記念日やイベントで特別休暇を取得できることが、従業員にとって大きなメリットです。なかには、記念日であることを理由に休暇を取得することは「他の従業員に対して申し訳ない」といった気持ちを抱いてしまう従業員もいるかもしれません。しかし、アニバーサリー休暇を制定することそのものが、従業員やその家族にとって気分転換になる可能性は非常に高いです。

有給消化率の向上

アニバーサリー休暇を設定することによって、有給消化率が向上することが最大のメリットだといえます。

従業員が休暇を取得することは企業にとってメリットではないと考えるケースも多いですが、休暇を取得する際の業務スケジュールの調整、業務の引き継ぎなどを従業員に行わせるということは、ビジネススキル向上につながります。さらに、有給消化率を上げることについては働くモチベーションの向上や退職者の減少などにも効果が期待できるでしょう。

採用時に企業の強みになる

アニバーサリー休暇があることにより、現在働いている従業員のモチベーション向上につながるだけではなく、メディアでユニークな会社として紹介されるなど、企業を認知してもらうきっかけにもなると同時に強みになります。

就職率を上げている大企業とは異なり、採用活動が難航する中小企業も少なくありません。そのような状況でアニバーサリー休暇を制定することにより、働き方の幅を広げる、プライベートを充実させられるなど、働く環境にメリットがあることをアピールし、採用活動を成功させている企業も増えているのです。


アニバーサリー休暇と働き方改革の関係性

働き方改革とは、現在まで当然とされてきた国内企業の労働環境を見直し、改善することを目的とした取り組みです。一億総活躍社会に向け、長時間労働が原因による過労死や非正規雇用と正規雇用の待遇の違いなど、「働き方」に関する問題の改善が必要であるとされています。

しかし、長時間労働や非正規雇用など、現段階で常態化している問題をすぐに変更することは、どの企業にとっても簡単なことではありません。そのため、なかなか働き方改革を実施できず、法令基準を重視した取り組みのみを行っているケースもあります。実際に働き方改革を行っている企業も増えているなかで、働き方改革の実施が遅れることによって、優秀な人材の確保が難しくなるだけではなく、現在働いている従業員も離職する可能性があります。

現在最も問題視すべき点は、少子高齢化によって労働者が減っており、人手不足が原因による倒産なども増加傾向にあることです。人手不足を解消し、人手不足による倒産といった最悪の事態を避けるためにも、企業が働き方改革やワークライフバランスを重視し、少しずつ進める必要があります。

そのなかでも、アニバーサリー休暇を導入することは、離職率を減少させ採用率を向上させるためにも重要な取り組みだといえるでしょう。アニバーサリー休暇を導入している企業の従業員のなかには、有給休暇とアニバーサリー休暇を連続で取得することによって、記念日旅行をする人もいます。また、福利厚生で旅行代金を補助する制度を設けている企業も非常に多いです。休暇と旅行の補助で、有給取得を促進させましょう。


まとめ

政府が働き方改革を掲げたことによって、休暇を取得しやすい労働環境へ改善する取り組みが進められているものの、現段階では多くの企業で有給消化率向上が課題となっています。

アニバーサリー休暇を導入することは、有給消化率の向上を目指せることがメリットです。同時に、福利厚生について悩んでいたり新たな制度を企業に導入したいと考えていたりする場合には、JTBベネフィットに相談して福利厚生の充実を図りましょう。


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