その働き方はコロナ対策に有効なの?通勤から帰宅まで判定します!

​​​​​​​マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保ちながら会社で仕事をする従業員​​​​​​​

新型コロナウイルスの影響で、事業環境の回復までには2年以上かかると言われ、令和の働き方改革ではニューノーマルの定着が求められています。政府はリモートワーク(テレワーク)を推進し、導入企業を対象に助成金を支給しているものの、そう簡単に業務を会社から自宅へシフトできないと考えるビジネスパーソンもいるかと思います。そこで大切なのは、一人ひとりが自分と家族の命と健康を守るため、出社だけに偏らない業務の配分など企業と連携してオーダーメイドの対策をとる、ということです。

今回は、どうしても出社が必要な業務に携わるビジネスパーソンのために、出社での典型的な一日の通勤から帰宅までを時系列に分析し、具体的な場面や状況でとるべきコロナ対策での行動について考えてみます。

目次[非表示]

  1. 1.働き方についての厚生労働省の要請
    1. 1.1.感染防止のための基本的な対策
    2. 1.2.クラスター発生防止のための対策
  2. 2.この働き方はOK、それともNG?~通勤からランチまで
    1. 2.1.通勤から出社
    2. 2.2.社員食堂でのランチや外食
  3. 3.この働き方はOK、それともNG?~ランチ後から帰宅まで
    1. 3.1.喫煙、休憩室でのおしゃべり
    2. 3.2.自社への来客
    3. 3.3.退勤から帰宅
    4. 3.4.その他
  4. 4.まとめ

働き方についての厚生労働省の要請

時間外労働削減を支援する厚生労働省の助成金とは?

感染防止のための基本的な対策

1.飛沫感染を防ぐためマスクの着用と咳エチケットの徹底。

2.石鹸によるこまかな手洗いや、人がよく触れる備品等のふき取り・消毒を徹底すること。

3.労働者に対する検温や、体調不良の場合の上司への報告など、日常的な健康状態をモニタリングすること。

4.その他、長時間労働を避けること、十分な栄養と睡眠の確保などをおこない、健康管理をおこなうよう周知していること。


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クラスター発生防止のための対策

マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保ちながら会話をするスーツ姿の従業員

1.基本的な対策として、いわゆる「3密」と呼ばれる換気の悪い密閉空間、多くの人が密集する場所、近距離での会話や発声の3つの条件を満たす空間や環境を避けること。

2.窓が開く場合には、1時間に2回程度、窓を全開にすること。機械換気の場合は、ビル管理法令の空気環境基準を満たすこと。電車など公共交通機関を利用する際にも窓開けに協力することを周知すること。

3.多くの人が密集する環境を回避するためにテレワーク(リモートワーク・在宅勤務を含む)、時差通勤、自転車通勤などを推奨すること。会議はできるだけオンラインでおこない、やむを得ず対面でおこなう場合はソーシャルディスタンス(人との距離を2メートル以上)を確保すること。社員食堂での密集を避けるため、座席数を減らしたり、休憩時間を時間差にしたりすること。喫煙場所の制限などの対策。

4.職場の従業員同士、外来者や顧客、取引先との対面で近距離での会話や発話を抑制すること。


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この働き方はOK、それともNG?~通勤からランチまで

前述の厚生労働省のガイドラインを前提にして、朝の通勤からランチの時間まで、時系列で問題になりやすい働き方をいくつか具体的に取り上げてみましょう。

通勤から出社

行動がNGと判定された従業員

答え:ラッシュアワー通勤はNG

解説:リモートワークではなく、通勤という働き方を選ぶのであれば、その中でどのように感染対策を徹底するかが重要です。出社が必要なら時差出勤や時短勤務、ローテーション勤務など、オフィスに3密状態を作らない工夫が必須です。

関西福祉大学の勝田吉彰教授は、快速や急行電車よりも停車が多く、頻繁に車内換気がなされる各駅停車の利用を勧めています。その分、時間はかかりますが、自分と家族の健康を守るために朝はすこし余裕をもって出かけてみてはいかがでしょうか。

また、会社までの距離にもよりますが、いっそのこと電車などの公共交通機関ではなく、自転車での通勤を選ぶのもひとつです。国連も新型コロナ流行後の復興課題として自転車の利用を推奨しており、政府も、6月3日の記者会見で官房長官が通勤での自転車利用を歓迎している旨を明示しました。

出社の際は、手指を徹底的に消毒することを従業員へ周知します。兵庫医科大学の竹末芳生教授によれば、「手すりやつり革など人の触れるものはすべて汚染されている」とのことですので、その手でスマートフォンに触れば当然スマートフォンも汚染されることになります。ですから、通勤中はできるだけスマートフォンに触れることは避け、会社に着いたらまずアルコール消毒を徹底する習慣が必須です。


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社員食堂でのランチや外食

行動がOKと判定された従業員

答え:OK、ただし密集を避ける工夫が必要

解説:ランチの場所が社員食堂か外食かは問わず、密集を避けるため列に並ぶことは避けましょう。どうしても必要な場合は、マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保ちます。今までランチの時間がコミュニケーションを図る機会になっていましたが、食事の際はマスクを外すことになりますので、会話や接触を避けるためにランチはできるだけ一人で行きましょう。

社内外を問わず、座る席には注意を払います。できるだけ換気の良い場所を選び、隣の人とはできるだけ距離を置き、向かい合った座り方は避けましょう。もし、社員食堂や店内に人が多ければ、テイクアウトにするのも賢い選択です。

もし、会社が社員食堂の利用時間やお昼休憩の時間を分散化するルールを決めているなら、それに従います。食後はすぐに席を離れるようにし、会計はレジにて現金を媒介しての接触を避けるため電子決済がおすすめです。


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この働き方はOK、それともNG?~ランチ後から帰宅まで

喫煙、休憩室でのおしゃべり

行動がNGと判定された従業員

答え:NG

解説:喫煙スペースは屋外であっても喫煙時はマスクを外しますので、そこでの会話はマスクを着用していない者同士となり大変危険です。現在、多くの会社では喫煙スペースをすでに閉鎖されていることと思いますが、まだ閉鎖していない企業や建物があれば早急に使用を中止してください。

なお、日本禁煙学会によると、会話によって4ミクロンの微粒子が8分間、喫煙によって10ミクロン以下の微粒子が半径8メートルまで漂うとのことですので、自分だけではなく周囲へも受動喫煙によって肺へウイルスを運んでしまうリスクもあります。

また、休憩室については休憩時に人が集まる場所は密になりやすいですので、使用する人数を制限し、使用する時間をずらす配慮をおこない、人との接触、会話をできるだけ減らすことが必要です。


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自社への来客

行動がNGと判定された従業員

答え:原則としてNG

解説:顧客対応はできるだけオンラインでおこないましょう。どうしても来訪する必要があるなら、マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保つべきなのは言うまでもありません。来客窓口には消毒用アルコールを設置し、入室前の消毒の協力をお願いしましょう。来客スペースや応接室では、できれば顧客との間にアクリル板などのパーテーションを立てて、距離をとりながらも直接飛沫が飛ばないように工夫します。

名刺交換においても相手に接近することになりますので、オンラインで名刺交換できるツールなどを活用してビジネスマナーの新しい形を目指してみてはいかがでしょうか。


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退勤から帰宅

行動がNGと判定された従業員

答え:一斉退勤はNG

会社への通勤という働き方を選んでいる場合は、せめて定時で帰宅しましょう。長時間労働による疲労蓄積は免疫を低下させるため、感染のリスクが高まります。そう言って一斉に退勤すると、人との接触やオフィスから退出するまでオフィスのエントランスやエレベーター内で一時的に3密になる懸念があることと、出社時と同様に帰宅ラッシュを避けるためにも、時差出勤やフレックスタイム制を導入するなどして勤務時間をずらすことをおすすめします。


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その他

出張
これまで当たり前のように実施していた出張も、切迫した必要性があるのかを慎重に検討し、最低限での実施を心がけ、極力オンラインでおこなうよう相手へ理解を求めましょう。


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まとめ

アクリル板を設置した店内で食事をする従業員

コロナ感染対策については、各企業とも周知を繰り返しおこなうなど、さまざまな対策をとっていますが、自分と家族の健康は自ら守ることが必要ですので、リモートワークに比重を置く働き方を実施しましょう。どうしても出社が必要な業務は関わる人数を増やしてローテーション制にするなど、企業がリモートワークを中心にした働き方を推進することが必要です。

食事では感染リスクをできるだけ減らしながらも、きちんと栄養のあるものをとることが大切ですが、リモートワークでの実態は光熱費の支出が多くなっており、カップラーメンなどでランチを済ませる方も多いようです。企業によっては在宅手当の支給を始めるところも出てきていますが、課税となる手当で従業員に提供するよりもメリットの大きい福利厚生制度の導入がおすすめです。

JTBベネフィットの「リモート社食withえらべる倶楽部」は、リモートワークでも社員食堂を利用するように、自宅近所のレストランやコンビニを利用することができるキャッシュレスの食事補助サービスで、感染予防にも効果大です。

お気に入りのお店でしっかり食べて、免疫力を高めて仕事ができるだけでなく、心身をリフレッシュできる施設優待券や、自己啓発促進となる無料のeラーニングなどがセットになっていますので、社員の生活支援やスキルアップに役立ちます。この時期に、自社でも導入を検討してみてはいかがでしょうか。


  リモート社食withえらべる倶楽部 全国6万以上の飲食店を社員食堂としてご利用いただける食事補助と、 旅行レジャーをはじめ様々な生活シーンで活用できる総合的な福利厚生サービスがセットになったサービスです。 コロナ禍でリモートワークが促進される中で生じる様々な課題解決にお役立ちできます。 株式会社JTBベネフィット


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