コア業務の生産性向上やノンコア業務を効率化するBPOなどのノウハウを紹介!

​​​​​​​コア業務の営業担当の従業員男女

この記事のまとめ

コア業務は非定型業務、ノンコア業務は定型業務を指す

・コア業務へ資源を集中することで、生産性向上や効率化に寄与

・近年では、ノンコア業務において部門ごとの外部委託(BPO)もおこなわれている

・AIの台頭により、これまでのコア業務がノンコア業務になる事例もある

・ジョブ型雇用の普及にともない、ノンコア業務の抽出に拍車がかかっている

目次[非表示]

  1. 1.コア業務とノンコア業務の違いとは?
    1. 1.1.コア業務とノンコア業務の定義
    2. 1.2.コア業務とノンコア業務の具体例
  2. 2.コア業務への資源集中で、業務効率と生産性がアップする
    1. 2.1.コア業務を把握し、社内のリソースを集中投下する
    2. 2.2.ノンコア業務の効率化によりコア業務を効率化させる
  3. 3.自社のノンコア業務を委託するBPOとは?
    1. 3.1.BPOとは
    2. 3.2.BPOの種類
  4. 4.ニューノーマル時代のコア業務、ノンコア業務のあり方
    1. 4.1.ニューノーマル時代のコア業務とノンコア業務
    2. 4.2.雇用の変化によるノンコア業務の明確化
    3. 4.3.まずは手軽な外部委託から
  5. 5.まとめ

コア業務とノンコア業務の違いとは?

応募者とリアル面接をしている人事採用担当者の従業員

コア業務とノンコア業務の定義

コア業務と、反対の意味を指すノンコア業務の一般的な違いについて、以下の表をご覧ください。

比較項目
コア業務
ノンコア業務
売上・利益寄与
直接的
間接的
業務難易度
業務形態
非定型業務(マニュアルなし)
              定型業務(マニュアルあり)
専門性
高度に必要
高度には不要
担い手
総合職
一般職

主に銀行や信用金庫など金融機関の決算でよく目にする「コア業務純益」は、業務純益から特殊要因の変動を除いたもので、より実質的な金融機関の収益力を指します。このように、コア業務は会社の売上や利益に直結する業務を指します。

コア業務純益=業務純益+一般貸倒引当金繰入額-国債等債券関係損益

よって、コア業務は効率化や改善の対象となりやすいのですが、ノンコア業務は直接的に利益を創出しないので、効率化などが未着手であるケースが多くなります。そのため、業務(仕事)が社員(人材)に張り付いたままになってしまう点が問題です。

コア業務とノンコア業務の具体例

コア業務とノンコア業務が指す具体的な業務例について、社内における代表的な部署ごとに紹介します。


一般的なコア業務とノンコア業務の特徴


マニュアルの有無
業務例
コア業務
×
戦略的な業務全般、臨機応変な対応が必要な業務
ノンコア業務

電話応対(初期対応)、日程調整、見積もり作成、経理処理など


営業のコア業務・ノンコア業務の例


業務例
コア業務
商談、トラブル対応、ルーティーンではない電話やメール対応など
ノンコア業務
営業リスト作成、アポイント獲得、見積もり作成、議事録作成、経費精算など


人事のコア業務・ノンコア業務の例


業務例
コア業務
採用、教育研修開発、規定の新設/改定、福利厚生導入など
ノンコア業務
給与計算、勤怠管理、出張管理、入社手続きなど


総務のコア業務・ノンコア業務の例


業務例
コア業務
経営戦略、意思決定の補佐、オフィス環境の改善など
ノンコア業務
社有車やオフィス備品の管理、社印や書類などの管理、窓口対応など


経理のコア業務・ノンコア業務の例


業務例
コア業務
予算立案などを含めた財務戦略など
ノンコア業務
経費清算、出張清算、税金対応など


あわせて読みたいおすすめの記事

  人材育成のコストは削減すべき?費用対効果に見合う人材育成の考え方 人材育成にかかるコスト削減を検討するときには、ROI(費用対効果)の計算式やヒューマンアセットやという考え方を用いるのがおすすめです。本記事では、人材レベルを損なうことなく育成コスト削減をするときに着目したい離職者の存在や、コスト抑制に成功したいくつかの事例をわかりやすく紹介します。 株式会社JTBベネフィット


コア業務への資源集中で、業務効率と生産性がアップする

ノンコア業務のコールセンターをアウトソーシングしてそこで働く従業員

コア業務を把握し、社内のリソースを集中投下する

コア業務に会社のリソースを集中することで、以下のメリットを享受することができます。

リソースを既存のコア業務のブラッシュアップに割くことで、生産性を上げることができる
リソースを新規コア事業の開発・投資に割くことで、新たな収益源を確保することができる

利益を生み出すコア業務に、より多くの時間人材予算を割くことで、既存事業を効率化させるとともに、コア業務を拡大する機会を創出することができます。

ノンコア業務の効率化によりコア業務を効率化させる

社内のリソースをコア業務に集中すると言っても、そのリソースはどこから持ってくればよいのでしょうか。その答えの1つに、ノンコア業務のアウトソーシングがあります。


ノンコア業務の効率化イメージ

ノンコア業務を社内の従業員で取り組むよりアウトソーシングする方が効率化されるイメージ

​​​​​​​      社員3名で対応           アウトソーシングを活用して2名で対応


このように、ノンコア業務を整理・アウトソーシングすることで生まれた余力をコア業務に分配することで、既存のコア業務のブラッシュアップ新規コア事業の開拓が可能となります。


あわせて読みたいおすすめの記事

  デジタルトランスフォーメーション(DX)の成功事例10選。IT活用の未来と企業の存続 デジタルトランスフォーメーション(DX)というワードはよく耳にするけれども、その取り組みが上手くいっているか知らない方は多いと思います。DXとは、商品やサービスに加え、企業組織自体をAIのようなITを活用して変革することです。英語は調べるのも疲れてしまいますよね。今回は成功事例を含め、DXを詳しく紹介します。 株式会社JTBベネフィット


自社のノンコア業務を委託するBPOとは?

家事代行サービスを利用してオフィスを清掃しているイメージ

このトピックでは、ノンコア業務のアウトソーシングについて詳しく紹介します。

BPOとは

業務をアウトソーシングすることは、BPOと表現することが一般的です。BPOとは、英語でいうBusiness Process Outsourcingの略であり、日本語で言い換えると業務を丸ごと外部委託することを意味します。

自社でノンコア業務を抱えているよりも、その業務を担当する部門ごと外部委託することで、大幅なコスト削減が実現できる場合もあります。それは、ノンコア業務は会社が違えど似たような業務であるために、アウトソーシング会社はノンコア業務をまとめて受注することで、業務の効率化を実現し、1社あたりの受注単価を下げることができるためです。

BPOの種類

BPOはいくつかのタイプに類別することができます。その代表的な型を紹介します。

型名
内容
PUSH OUT型
一般的な業務委託。既述の通り、コスト削減を実現可能。
ADD ON型
ノンコア業務の効率化・業務の質向上など、業務委託によって付加価値をつけるもの。
BUY IN型
コア業務の効率化・業務の質向上など、業務委託を活用することによってコア業務を強化するもの。

今回はノンコア業務のBPOをメインに紹介しましたが、上の表の通り、コア業務の強化を目的としたBPOもあります。業務効率化と生産性向上と言った働き方改革を推進するためにも、BPOを活用することが大変重要です。


あわせて読みたいおすすめの記事

  現代に求められる企業変革・人材育成とは?成功事例とともに解説 「チェンジマネジメント」とは、多くの会社で重要性が認知されている企業変革に取り組むマネジメント手法であり、「BPR」とは抜本的な業務改革の手法である、ビジネスプロセス・リエンジニアリング(Business Process Reengineering)のことです。本記事では、企業変革と人材育成に必要なチェンジマネジメントとBPRについて解説します。 株式会社JTBベネフィット


ニューノーマル時代のコア業務、ノンコア業務のあり方

デジタルの力を活用して公平で合理的に業務を進めるイメージ

ニューノーマル時代のコア業務とノンコア業務

冒頭で既述した通り、ニューノーマル時代におけるテレワークの推進により、業務や会社そのものの在り方が大きく変わりつつあります。例えば、当初は中小企業を中心に進んでいたオフィス移転や縮小・売却が、今では大手企業にも広がっています。

オフィスの縮小などは業務の見直しとセットであり、ノンコア業務の整理・外部委託に拍車がかかることが予想されます。また、AIのさらなる進化や実用化もあわせて業務の自動化が進み、これまでコア業務だったものがノンコア業務に分類される可能性も生まれています。


あわせて読みたいおすすめの記事

  VUCAとは?その意味と変動性の時代における3つの変化 VUCAというワードを聞いたことはあると思いますが、「変動性が高く予測が難しい社会」という意味は一般的ではないですよね。いつの時代も「予測困難」と言われてきましたが、特に今はVUCAだと強く言われています。では、これまでと何が違うのでしょうか。この記事では、VUCAに関連する3つの変化や、VUCA時代に必要な人材を紹介します。 株式会社JTBベネフィット

雇用の変化によるノンコア業務の明確化

これまで日本では、メンバーシップ雇用と呼ばれるゼネラリストの育成を前提とした雇用が一般的でした。すなわち、転勤や部署異動に加え、終身雇用を前提とした雇用形態が主流でした。しかし、今ではテレワークの一般化も相まって、転勤や部署異動、終身雇用を前提としないスペシャリスト雇用であるジョブ型雇用への転換が、ベンチャー企業を中心に進められるようになりました。

ジョブ型雇用はスペシャリスト雇用なので、担当する業務が明確であり、メンバーシップ雇用(ゼネラリスト雇用)のように、業務の境目が曖昧な状態は発生しにくくなります。よって、業務によってコア業務かノンコア業務か切り分ける判断が明確となり、ノンコア業務の抽出・効率化も促進されます。


あわせて読みたいおすすめの記事

  ジョブ型雇用とは?メンバーシップ型との違いや導入のメリットとデメリットを紹介 近年、「ジョブ型雇用」というワードに触れる機会が増えた方も多いのではないでしょうか。ジョブ型雇用とは、異動を前提としない職務毎の雇用形態です。今回は、導入が増加しているジョブ型雇用の概要から導入のメリットとデメリット、採用のポイントまで紹介します。 株式会社JTBベネフィット

まずは手軽な外部委託から

ノンコア業務の外部委託の一例として、福利厚生の外部委託があります。福利厚生はスケールメリットを生かすことで、豊富なサービスを安価に利用できるというメリットがありますので大変おすすめです。

JTBベネフィットでは、福利厚生に関する様々なサービスを提供しております。特に、総合型福利厚生サービス「えらべる倶楽部」では、お客様のニーズに応じてメニューのカスタマイズが可能です。また、100名未満の企業・組織様向けの「えらべる倶楽部バリュープラン」は、これまでえらべる倶楽部を導入された企業・組織様がカスタマイズされた人気の割引メニュー(補助金)をあらかじめパッケージにしたプランです。他にも、食事補助確定拠出年金導入支援など福利厚生の外部委託サービスを豊富に揃えておりますので、ぜひご検討ください。


あわせて読みたいおすすめの記事

  自社に合った福利厚生をアウトソーシング!主要2プランのメリット・デメリットと、サービスの選び方を紹介します 福利厚生のアウトソーシングサービスとは、企業の福利厚生を担う代行サービスを指しています。バブル崩壊から現在にかけて需要の増加とともに市場拡大を続けており、この背景には「低コスト」で「充実した福利厚生」を求める企業の増加が考えられます。 今回は、福利厚生のアウトソーシングサービスの概要をわかりやすく解説していきます。 株式会社JTBベネフィット


まとめ

いかがでしたでしょうか?コア業務とノンコア業務について詳しく紹介しました。この記事のポイントは以下の5点です。


この記事のまとめ

コア業務は非定型業務、ノンコア業務は定型業務を指す

・コア業務へ資源を集中することで、生産性向上や効率化に寄与

・近年では、ノンコア業務において部門ごとの外部委託(BPO)もおこなわれている

・AIの台頭により、これまでのコア業務がノンコア業務になる事例もある

・ジョブ型雇用の普及にともない、ノンコア業務の抽出に拍車がかかっている


JTBベネフィットが提供する総合型福利厚生サービス「えらべる倶楽部」のバナー


  えらべる倶楽部 バリュープラン バリュープランは、えらべる倶楽部で人気の補助金を あらかじめパックにしたプランです。 株式会社JTBベネフィット


あわせて読みたいおすすめの記事

  業務効率化と生産性向上の違いは?本質的な生産性向上を実現する考え方 業務効率化と生産性向上は混同されがちですが、完全イコールの概念ではありません。ですから、違いをきちんと理解して的を射た対策を取っていきましょう。今回は、業務効率化と生産性向上の違いを説明し、それぞれの取り組み事例を紹介します。業務効率化や生産性向上の課題解決に向けて、ぜひ役立ててください。 株式会社JTBベネフィット


  同一労働同一賃金義務化で福利厚生に必要な対応は?プラスを生む考え方 同一労働同一賃金制度が2020年4月1日より施行されました。企業には社員の賃金だけでなく福利厚生に関する対応も求められています。今回は、福利厚生の同一労働同一賃金と福利厚生の関係性を解説します。同一労働同一賃金を福利厚生によってプラス転換する方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 株式会社JTBベネフィット


記事検索

記事アクセスランキング

アーカイブ

カテゴリー一覧

タグ一覧