業員セミナー 活用のヒント
「行動科学」で子どもの自己肯定感を高める方法
子どもを伸ばす 育児セミナー

テーマ:自己肯定感・人材育成・離職防止・コミュニケーション
行動科学マネジメント®公認シニアコンサルタント/PERSONAL STUDY 統括責任者 
松田 新士様
※2021.3.インタビュー     

松田講師は、小中高校生対象の個別指導の学習塾運営責任者を20年歴任し、行動科学マネジメントのメソッドを活かし企業の人材育成コンサルタントとして業種業態に関わらず業績向上に貢献しています。JTBベネフィットでは、2021年3月18日(木)に、『テレワーク中の「おうち育児」にオススメ!子どもを伸ばす自己肯定感の高め方』と題し、ウェビナー(オンラインセミナー)を開催。終了後、松田講師に、人材育成における行動科学の活用ヒントを伺いました。

この記事でわかること。

自己肯定感を高めること」で人が育つ理由
■ 行動を促す方法


【プロフィール】
PERSONAL STUDY 統括責任者/行動科学マネジメント®公認シニアコンサルタント 松田 新士様
小中高校生対象の個別指導の学習塾運営責任者を20年歴任。現場講師、現場講師のトレーナーを経験したのち、行動科学のマネジメントを使い底上げをしたノウハウを活かし業種業態に関わらず企業の人材育成コンサルタントとして業績向上に貢献。「行動変容」「効率化」「行動継続」など現場の具体的改善の手伝いを行っている。
「大きくなったら○○になる!」万能感は大切です

JTBベネフィット(以下、J)本日のセミナーテーマは「子どもを伸ばす自己肯定感の高め方」でした。新年度が始まり、企業でも学校でも新一年生が期待と不安の新生活をスタートします。将来の夢を意識する時期でもあります。「○○になる!」と何でもなれると思う万能感は、大人になってまで持っていると良くないでしょうか?

松田講師(以下、松田)ネガティブに捉えることが多いですが、絶対に必要な感覚です。あれば、行動できます。「やってみたらできた」その経験が大切です。子どものうちは特に、どれだけ環境を意図的につくって経験を重ねるかが成長に影響します。

 J いつしか、子どもの頃の夢は追いかけなくなります。現実的な夢は楽しくなさそうです。

松田 小学校高学年くらいから、親や学校の態度が変わりますし、本人も周りを意識します。その時に、もう少しがんばってみようと思える言葉がけが必要です。「そんなこと無理」「できっこない」などと行動できなくさせてはいけません。

やる前から「できない」と言わない、言わせない

松田 何かをする前から否定していては、やる気は期待できません。また、やる前から「できない」「やらない」と自己完結させても良くないです。失敗体験も成功体験もあるから自己肯定できるのです。何かに真剣に取り組み、やればできると実感する。結果、うまくいかなくてもよくやったと納得する。自己肯定感は行動を評価することで高まりますので、何かにチャレンジすることを促し、それはどういうことを行うことなのかを理解させ、行ったことを認めていきます。

夢を叶えた人も行動したからこそ。競争で負けそうになっても諦めず取り組んだからなのです。


より詳しく知りたい方はこちら。「行動科学「行動承認-認知のズレを減らす方法 - 育児を例に」」
認知のズレを減らす

J 新規学卒就職者の離職状況(厚生労働省)によると大卒者の約3割が就職後3年以内に離職する傾向が続いています。早い段階で「こんなはずではなかった」と理想と現実のギャップが大きい社員こそ転職していきます。一方で、「何をやりたいか分からない」と見通しを持てないまま辞めていく社員もいます。離職者を減らすために何ができますか?

松田 大きく2つあると思います。認識を合わせることと、達成感を与えることです。何を会社が大切にしているか、どのように行動することを求めているのかを入社前に伝える。はっきり主張できる社員には、本人の希望を聞き、会社からの将来の期待を伝える機会を適宜持つことでギャップがないようにするとベストです。「会社としてはこうしていきたいし、○さんならできると思う」とそれでまでの行動を評価し、先のことまでも認めることも大事です。

その人に適度な業務を与え、行動を評価します。それが、達成感につながります何かにつまずいている社員がいる場合は、それまでの成功や失敗した体験について聞きます。大きなことでなくて構わないので、なぜ成功したか、どう失敗を乗り越えたのか、聞くことで自分を信じられるようにしていきます。自分を信じることができ、自分が役立っていると感じることで自己肯定感は高まります。そして、自己肯定感が高くなると自発的に行動するようになり、成長していくものです 。

できること、やるべきこと、挑戦したいこと

J 本日のお話は、JTBベネフィットが提供しているEVP向上サービスflappi™のサービス設計とも共通点がありました。自律的創造性の高い社員は、『できること(can)』と『やるべきこと(should)』そして何よりも『挑戦したいこと(will)』を理解しているので、自ら課題に向き合い、自力で突破しようとする力を持ちます。初めから自律的に行動できる人は多くなく、自律的に成長するためには、組織のサポートが必要不可欠と考えflappi™を提供をしています。

  ~ 松田講師 ありがとうございました。 ~

次回は、EVP向上サービスflappi™活用ヒントに続きます。